2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ビートニクス『NIGHT OF THE BEAT GENERATION』disc 2

2枚目に移ります。後半の印象は少し重かった。選曲もあると思いますが、重厚な印象を残しました。1stからの「NO WAY OUT」「Ark Diamant」そして3rdからの「Dohro Niwa」といった楽曲の骨太な演奏は、グッと重心が低くて、前半の爽やかな印象を反転させてく…

ビートニクス『NIGHT OF THE BEAT GENERATION』disc 1

2018年にリリースされたビートニクスの新作『EXITENTIALIST A XIE XIE』の発売を記念して行われたライブの音源がリリースされました。昨年アナログでこのライブはリリースされていましたが、ちょっと高くて手が出せませんでした。こうして完全版としてCDでリ…

ハイラマズ『Santa Barbara』

ハイラマズは『Gideon Gaye』から始まったものとばかり思っていましたが、実はその前に『Apricots』というミニアルバムがあって、それに楽曲を追加してフルアルバム化した本作が先に出ていた。92年のリリースだったそうです。それは知りませんでした。 初期…

サンダーキャット『Drunk』

サンダーキャットのこの作品は2017年のミュージックマガジンの年間ベストアルバムで初めて意識しました。ロックにもジャズにもハウス/テクノにもランクインしていて、一体この人は何なんだろう、と思ったのがきっかけです。非常にジャンルレスな方なんですね…

あがた森魚『ギネオベルデ(青いバナナ)』

2000年以降のあがた森魚は傑作しか作っていないそうですが、こちらは2004年の作品。ドミニカで録音したラテンに接近した音楽でした。 昨今のあがた森魚の多作振りは目を見張るものがあって、ご本人曰く2020年までの20年で毎年必ず作品をリリースしていく方針…

遠藤賢司『東京ワッショイ』

久々に聴いた遠藤賢司の79年リリースのこの作品、何故自分はかつてこの音楽を受け入れられなかったのか、考えながら聴いていました。 元々はセックス・ピストルズとクラフトワークに触発されて制作されたようですが、時期的にも78年の制作ですので、パンクや…

ニルソン『ハリー・ニルソンの肖像』

ニルソンもずっと聴こうと思っていて手を出し切れていなかったんですが、大滝詠一のbotで流れてきたエピソードを見てやっと手を伸ばしました。 「ハリー・ニルソンの肖像」という素晴らしいアルバムがあって。これを店でかけると高田渡氏が必ずこんなことを言…

ジョー・ヘンリー『Civilians』

細野晴臣が『HOCHONO HOUSE』を制作している時に、ラジオ番組で語っていたジョー・ヘンリーの作品。厳密にはプロデュース作品と共に紹介していたんですが、この作品はミュージック・マガジンの2007年ベスト・アルバムでも1位だったので気になってはいました…

マイルス・デイヴィス『Miles Ahead』

57年リリースのマイルス初のビッグバンドとの共演作。きっかけは小西康陽さんのbotでした。 Miles Davis / Miles Ahead - オーケストレーションしたジャズなんだけど、これほど夏の透明感が出ているレコードはないと思う。(91) pic.twitter.com/4dx1e8yTzE —…

遠藤賢司『夢よ叫べ』

令和の一発目は遠藤賢司。96年にリリースされた作品です。実は遠藤賢司はかつて何枚か持っていたんですが、あまり聴かないので売ってしまった経緯があります。誠に失礼千万ですが、やはり内容が濃過ぎて繰り返し聴く気になれなかった。しかしそうも行きませ…