ニルソンもずっと聴こうと思っていて手を出し切れていなかったんですが、大滝詠一のbotで流れてきたエピソードを見てやっと手を伸ばしました。
「ハリー・ニルソンの肖像」という素晴らしいアルバムがあって。これを店でかけると高田渡氏が必ずこんなことを言っていた。「いいアルバムだねー。暖かい。『渡ちゃん、これ好きなんだ!?意外だねー』って大瀧君に言われたんだよね」
— ハバナムーン (@havana__moon) January 1, 2014
聴いた第一印象で思い出したのはボンゾ・ドッグ・バンドでした。要するにボードヴィル調なんですね。この作品は69年リリースの3作目ですので比較的初期の音なのだと思いますが、思い描いていたものよりもずっと親しみやすい音楽でした。カラッとしている。もう少しウェットかと思っていた。
ジョン・レノンやポール・マッカートニー、ニール・イネスといった人たちは音楽の背景に共通するものが恐らくはあって、それが出てきているのがこうした方向なのでしょう。そして、ここにもアメリカのルーツを探求する一面が潜んでいる。皆そこに呼応していくんですね。何故だろう。