2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

cero『e o』disc 2 『Outdoors 2002 Live at 日比谷野外大音楽堂 2022.7.16』

ボーナスディスクとして野音のライブがブルーレイ・ディスクで付属していて、コンサート1本分を丸々味わうことができます。 冒頭の子供の鳴き声で既に癒されてしまいますが、こうしたアクシデントを包み込んでしまうような包容力がceroにはあるような気がし…

cero『e o』disc 1

昨年リリースされたceroの新作もフィジカルで買い直しました。配信で聴いた中で改めて入手した作品は今のところceroとフォンテインになります。 最初に聴いた時には掴みどころのない音に若干困惑しましたが、この静けさと中毒性にその後もしばらく耳を引っ張…

カーネーション『CARNATION 40th Anniversary "Carousel Circle" Release Tour』

祝!カーネーション40周年、ということでカーネーションの40周年記念ツアーの最終日に参加してきました。自分も含めて観客の年齢層は高めでしたが、ムーンライダーズと比べるとまだ若い女性がいたりして非常に華やかな客席でした。カーネーションの観客は女…

山下達郎『RIDE ON TIME』

このアルバムは以前に紙ジャケ再発盤を手にして聴いていましたが、その際にもコミュニティの方から「ご本人が音質上紙ジャケ再発盤を推奨していない」というコメントを頂いていて、少し引っ掛かっていました。今回他のアルバムも一通り聴いて、満を辞して02…

石野卓球『ミックス・アップ Vol.1』

石野卓球のミックスCDは98年の『DJF400』と03年のライブ盤『IN THE BOX』を持っていましたが、本作がその第一弾で95年リリース。この四つ打ちの魅力は堪りません。 元気な時にしか聴けない気がしますが、最近またこの四つ打ちのサウンドに耳が行っているとい…

ソニー・ロリンズ『East Broadway Run Down』

XTCのアンディ・パートリッジが選ぶ100枚の中にソニー・ロリンズの作品が入っていたことに意表を突かれましたが、先日聴いたパトゥと同様、結構な確率で演奏主体のアルバムが入っていたのが何かのヒントのような気がします。 本作は66年録音作品。収録曲が3…

フォンテイン『Trip the Light Fantastic』

丁度1年前に配信で聴いたフォンテインの作品をCDでも入手しました。聴いた当時も全曲捨て曲なしの名盤という印象でしたので、これはいつか手にしておかなければ、と思っていた次第です。 その後も思いを馳せるにつけ、70年代初頭のトッド・ラングレンに雰囲…

カーティス・メイフィールド『Curtis in Chicago』

73年リリースのスタジオ・ライブ。これはカーティスというよりカーティス・ファミリー大集合といった趣です。 再発盤のCDですが相当音が悪い。かなり音が割れてしまっていて、疑似ライブのような拍手の音がノイズのように聴こえてしまう。とはいえ73年という…

ヴルフペック『Hill Climber』

4枚目。2019年リリース。ちょっと魔力が弱まったかな。 テイストは変わりませんが、少し音楽がメロディアスに振れてしまっているように思います。例によってアメーバ的な編成で楽しく賑やかに軽やかに進めていくんですが、突き抜けるようなリードトラックも…

ヴルフペック『Mr. Finish Line』

続いて2018年リリース作品。大分ツボが分かってきました。 ヴルフペックの音楽は基本的にはコンプレッサーのかかった音が中心になっているんですね。そのコンプレッサー自体を自ら開発してしまうくらいなので、圧縮された音へのこだわりは強いんだと思います…

ヴルフペック『The Beautiful Game』

続いては16年リリースの作品。ここでは「Animal Spirits」がリードトラックで、先の「Cristmas in L.A.」と一緒にしばらく前からプレイリストに入っていました。MVには日本語も出てきて面白い。 www.youtube.com このアルバムが本命かと思っていましたが、そ…

ヴルフペック『Thrill of The Arts』

ずっと聴きたかったヴルフペックを固め聴きしたいと思います。まずは2015年リリースの1st。 様々なラジオ番組で曲を耳にしたのがきっかけですが、その中でも本作収録の「Christmas in L.A.」はとてもインパクトがありました。MVも可愛くて最高でしたが、この…

高橋幸宏『BROADCAST FROM HEAVEN』

90年リリース作品。こちらも大分後になって聴いたアルバムです。とてもポップでいい作品。 振り返って気付いたことがあります。実はEMI時代の高橋幸宏は長い期間に渡ってビートニクスの変装形だったのではないか、ということ。本作でも鈴木慶一の参加曲の割…

高橋幸宏『EGO』

高橋幸宏さんが亡くなって早くも1年近くが経とうとしていますが、一連のEMI作品が砂原良徳のリマスターで毎月再発されていくことになりました。EMI時代の作品を聴き直すことに対しては今回も大分迷いましたが、昨年の松武秀樹のラジオ番組で特集されて背中を…