石野卓球『ミックス・アップ Vol.1』


石野卓球のミックスCDは98年の『DJF400』と03年のライブ盤『IN THE BOX』を持っていましたが、本作がその第一弾で95年リリース。この四つ打ちの魅力は堪りません。

 

元気な時にしか聴けない気がしますが、最近またこの四つ打ちのサウンドに耳が行っているということは調子がいいんでしょう。それは素晴らしいことです。

 

当初『DJF400』や『IN THE BOX』を入手した頃はミックスCDの意味もあまりよく分からずに聴いていましたし、延々と続くビートが70分以上もあるような世界観について行けないところもありました。しかしながら、これは一種のビタミン剤みたいなもので、ここから覚醒して元気をもらう。テクノというのはそんな音楽のような気がします。

 

病みつきになる、とよく言いますが、まさにそんな感じ。そういうジャンルは世の中にあまりないような気がします。