何故か最近四つ打ちのテクノに耳が回帰していて、石野卓球の過去の作品を聴き返したりしていました。そんな中でゼロ年代の作品を聴いていなかったことを思い出し、まずはひとつ手にした形になります。こちらは04年の作品。
少しシリアスな印象があったのと、端的にテクノから耳が離れていたのでこの作品には辿り着きませんでしたが、これは非常にいいアルバムです。ストイックでいい。
途中でリズムが変わる曲が何曲かあって、中でも2曲目の「TBeisa」はとても刺激的です。自然にリズムが変わる様は見事で、かなりアドレナリンが出る楽曲です。カッコいいなあ。他にも「Bush in Savanna」みたいな一定のグルーヴを醸し出している曲も非常に好みです。後半の「The Rising Suns」で視界がパーッと開ける感じも良いですね。
全体的に曲間がないところも良くて、クールに盛り上がってスッと次の曲に行くところも潔くて最高です。これはやはりこの時期の音源を見逃してはいけない。しばらく耳にパワーが続く間はもう少し探究してみようと思います。
