スティーヴ・ウィンウッドも大分後になってから聴き始めましたので過去の作品を追いきれていないんですが、こちらは80年リリースの2nd。元々は近年のライブ盤で表題曲を耳にして以来気になっていたアルバムです。
サブスクで「Spanish Dancer」の2010年バージョンを聴いたことが本作入手の決め手になりましたが、そちらはデラックス・エディションに収録されていたようで、オリジナルは全曲完全ワンマン・レコーディングの作品になっています。仕方ないので2010年バージョンはサブスクで我慢するかな。
音が若干打ち込み系で古くなっている点を除けば楽曲は皆聴きやすくて良い作品だと思います。近年のグルーヴィーな作風が出てくるのはまだ先のことなのだろうと思いますが、この静かなるレジェンドは道程を辿るに値するミュージシャンだろうと勝手に想像しています。オルガン、ギターといった特技を持っているところがやっぱり根底にはあるんだと思うんですが、ラテン風味も含んだソウルを演奏力で表現していくところがこの人の本質なのかな、などと考えています。