曽我部恵一

サニーデイ・サービス『DANCE TO YOU』

16年にリリースされた永井博のイラストが印象的なこの作品は当時からずっと気になっていたアルバムでした。あえてシティ・ポップに挑んだ、といったような趣で、サニーデイ・サービスのメロウな面が強調されているような雰囲気があった。そして実際にそうで…

曽我部恵一『PINK』

春を待つ曽我部恵一の10周年新作。曽我部恵一といえば『Love City』だと思うが、そこに迫っているかどうかという一点で聴いてみた。若干軽い。軽いというのは詞が軽いという意味で、音の方は中盤の『愛と苦しみでいっぱい』くらいから随分と調子を上げてくる…

サニーデイ・サービス『MUGEN』

99年リリース。前作『24時』の大作路線から一転、コンパクトにまとめた粒揃いの楽曲群。『スロウライダー』は聴いたことがある。 この後の『LOVE ALBUM』で一旦解散してしまう訳だが、そうとは思えないほど音が充実している。『恋はいつも』なんて『東京』の…

サニーデイ・サービス『本日は晴天なり』

こちらも買いそびれていたサニーデイ・サービスの新譜。まさかの再結成だった。 1曲目から不協和音が妙にひっかかる『恋人たち』。2曲目の『Somewhere In My Heart』はサニーデイとしか言えない不思議な青さが漂う。 彼等の解散直前のアルバム『LOVE ALBUM』…

サニーデイ・サービス『サニーデイ・サービス』

最近再結成して新作を出したサニーデイ・サービスのこれは97年リリース4作目。前作の『愛と笑いの夜』はちょっと暗くて弟にあげてしまったが、この作品はPVで耳にした『NOW』がいい曲だったのでずっと気になってはいた。それから10年以上放ったらかしておい…

曽我部恵一『浜辺』

World Happinessで一番感動したのはこの曲だった。 「夕方には、ここを出て、白い月と、いくつもの、夜をこえて」と歌う曽我部恵一は最高のボーカリストになったと思う。鈴木慶一とのかけあいも微笑ましかった。 でもこのスタジオ版はライブに比べたら全然だ…

曽我部恵一「blue」

「昔はロックの名盤を作りたいと思ってたけど、今はただやるだけ。」このコメントは潔くて素晴らしい。 曽我部恵一の「blue」。前作の「Love City」がとても良かったので、間髪入れずリリースした新作にはとても期待していました。第一印象は「ちょっとうる…