Kraftwerk

クラフトワーク『Techno Pop』

先日のフジロックへの出演で最近また俄に盛り上がっているクラフトワーク。86年リリースの本作については度々聴き返す作品でしたので、今回やっとリマスター盤を手にしました。今となっては結構好きな作品ですが、発売当初は『エレクトリック・カフェ』とい…

クラフトワーク『The Mix』

新年の一発目はクラフトワークから始まりました。このリメイク集は当時買い逃していた作品で、30年以上の時を経て手にしたことになります。91年のリリース。 クラフトワークはその後も機を見て何度も復活し、過去の楽曲をアップデートして世の中に届けてくれ…

クラフトワーク『3-D Catalogue』disc 8『Tour De France』

ラスト!遂にクラフトワークとの旅も終了です。堪能させていただきました。 今のところの最新作『Tour De France』を初めて聴いた時は「少し音が柔らかくなったな」という印象を持ちました。元々タイトル曲自体は80年代にシングルで発表されていたものですが…

クラフトワーク『3-D Catalogue』disc 7『The Mix』

交響楽のようですね。 こちらは91年にリリースされたベスト盤、というより当時の時点で旧曲をアップデートしたもの。それをまた更にアップデートする、という若干謎の状況になっていて、これはオリジナルアルバムのアップデート盤とどう棲み分けるのか、最早…

クラフトワーク『3-D Catalogue』disc 6『Techno Pop』

この作品がリリースされたのは86年。当時、細野晴臣は「まだこんなことをやってるのか」と呟き、坂本龍一は原点を見つめ直した、というエピソードを記憶していますが、先日聴いたサンディー&ザ・サンセッツの作品も86年だったことを考えると、このプリミテ…

クラフトワーク『3-D Catalogue』disc 5『Computer World』

この作品が発売された81年という年はYMOが『BGM』と『テクノデリック』を出した年でもあって、まさにテクノポップ全盛期。昨日、YMOの40周年記念ベストアルバムの発売が告知解禁となりましたが、その内容もテイ・トウワ監修による中期中心の選曲内容でした。…

クラフトワーク『3-D Catalogue』disc 4『The Man Machine』

78年リリースの出世作。これ、YMOデビューと同じ年ですか。今から丁度40年前。YMO結成40周年記念イベントはどうやらなさそうですが、『人間解体』と同じ年だというのは本当に感慨深い。 でもって内容的にはドテクノポップの定番、ということで「The Model」…

クラフトワーク『3-D Catalogue』disc 3『Trans - Europe Express』

3枚目。どのディスクも収録時間が短いですが、本作に至っては24分というコンパクトな長さ。また、実際の作品とはAB面が入れ替わっている曲順となっています。 昨日の疲れからか、聴いているとまるで子守唄のようで、繰り返される電子音の心地よさに眠気が襲…

クラフトワーク『3-D Catalogue』disc 2『Radio - Activity』

「日本でも放射能」ということで、表題曲がこんなにも長生きするとは思いもしなかった75年作品のアップデート版です。 このアルバムはアナログで持っていましたが、その内容のプリミティヴな「怖さ」に自ずと耳は遠のき、ずっと聴かずにいた作品でした。それ…

クラフトワーク『3-D Catalogue』disc 1『Autobahn』

輸入盤4割引に目が眩んで遂に手にしてしまいました。昨年リリースされたクラフトワークのボックスとなります。しばらく迷いましたが、やはり映像だけ観ても伝わらない、というより映像ものはリピート性に乏しいので、何故か繰り返し観ることが少なくなって…

クラフトワーク『3D: The Catalogue』

クラフトワークが過去のアルバムを全曲演奏し、かつ3D映像で演出を行ったコンサートを開く、というニュースはクラフトワークの健在ぶりを示してくれたとても嬉しいしらせでした。来日もしましたので一度は観てみたかったですが、結局映像化を待つにとどめま…

クラフトワーク『Electric Cafe』

細野晴臣をして「まだこんなことをやってるのか」と言わしめた86年リリースの作品。とはいえ当時坂本龍一の「改めて原点を見つめ直した」との発言もあり、実はファンキーな作品でもあります。PVもカッコよかったしね。 その後現在まで続く息の長い活動からし…

ビート・クラブVOL3 1970-1972 Disc 3

3枚目。まずはイエスのビル・ブラッフォードの若さに驚き。眼光があまりに鋭くて、思わず見入ってしまう。ギターはスティーヴ・ハウだ。ビル・ブラッフォードは80年代のキング・クリムゾンの演奏でしか見たことがなかったが、若い頃から飛ばしてますね。 そ…

クラフトワーク『ヨーロッパ特急』

田島貴男も聴いているクラフトワークの77年作。これは久しぶりに聴いた。実家にアナログを置きっぱなしにしていたので、聴こうと思っても聴けなかった訳だが、最初に聴いた当時もおっかない印象があって、なかなか手にすることが少なかった作品だ。 TEEの歌…

クラフトワーク『ツール・ド・フランス』

オリジナル・アルバムとしては17年ぶりにリリースされたという03年作のこのタイトルは、83年にシングルで出た『ツール・ド・フランス』の拡張盤というイメージが強くて当時手を出さないでいた。実際、先行でリリースされたシングルでの音の変わり様にがっか…

クラフトワーク『人間解体』

懐かしい。78年リリースということはYMO結成の年に出たアルバムだ。テクノポップのマスターピース。 『コンピューター・ワールド』のファンキーさに比べると幾分シンプルで、音も簡素。逆に無駄がなくて綺麗。『The Model』はヒットしたんですね。 その後の…

クラフトワーク『コンピューター・ワールド』

そして81年リリースのこの作品。やっとリマスター盤を手にした。待たせるなあ。 81年といえば坂本龍一のサウンドストリートが始まった年で、『BGM』ばっかり聴いていた頃だ。「イチ、ニ、サン、シ」という部分はサウンドストリートでもよく鳴っていた。 それ…