クラフトワーク『3-D Catalogue』disc 7『The Mix』

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交響楽のようですね。

こちらは91年にリリースされたベスト盤、というより当時の時点で旧曲をアップデートしたもの。それをまた更にアップデートする、という若干謎の状況になっていて、これはオリジナルアルバムのアップデート盤とどう棲み分けるのか、最早よくわからなくなって来ています。

会社の先輩で同じくこのボックスを買った人がいて、その人が一番気にっているのがこの『The Mix』だということでした。確かに、他のディスクが収録時間30分前後なのに対して、このディスクはいきなり77分のボリュームです。しかも収録楽曲はベスト盤的要素が大きい。

活動期間が思った以上に長い割に楽曲が時代を超えてしまっていて、オリジネーターとしての地位も揺らがない。固定ファンもいて、しかも原発事故さえ飲み込んで現代に楽曲をアップデートしてしまう。(まあ「福島」と言っているだけですが・・、それでも「広島」「福島」と続くだけでアイコンとしては象徴的です。)

それらが一堂に会しているのがこのディスクのように思われます。