ジェームス・ブラウン『Raw Soul』


JBのアルバムというのは寄せ集めのものが多くて、基本的にはシングル盤を中心に活動したミュージシャンという印象が強い。そのため自分もアルバムは一部の作品にとどめて、コンピレーションやライブ盤などをこれまでは聴いてきました。

 

とはいえ折角安く再発されているため、折に触れて聴いていこうと前々から思ってはいたので、まずは今回67年リリースの本作を手に取った次第。時期的には「コールド・スウェット」直前にあたります。

 

やっぱりちょっと音が古い。加えて酷い音質のライブが1曲だけ入っていたりと、かなりのカオス状態です。そんな中でもグルーヴ完成直前の雰囲気や、凡庸といわれるバラードも言われる程悪くないなあ、などと思いつつ比較的楽しんで聴くことができました。

 

ただ、JBを理解するのにここから入るのはやはりあり得ないので、アルバムを聴き進めるのは色々と聴いてからの方がやはりお勧めです。