2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧
2ndも音圧は低いなあ。リマスターが音を大きくするものではないことは自明ですが、その底力のような迫力が、たとえ音が小さくても伝わってくるのが理想なんですが、果たしてそこまでいっているかどうか微妙です。 この作品はいきなり成熟し始めたバッドフィ…
バッドフィンガーの一連のアップルものは再発CDの音が小さくて、何となく聴いていて迫力がないので耳が遠のいていました。2010年に一連のアップル・レコードの作品がリマスターで再発され、その際はスルーしていたんですが、どうせならボックスを、というこ…
98年という年は坂本龍一が『BTTB』、細野晴臣がHATをやっていた年で、スケッチ・ショウの始動の4年前というタイミングです。 ミレニアム直前ということで、世紀が変わる前に何事かが起こりつつあった。細野晴臣はアンビエントの海から陸に上がって来たし、坂…
「自分の中ではあっさりし過ぎている印象があって・・」と本作と前作についてご本人自身がコメントされていますが、本作のポイントは自分の中では高野寛作詞の「流れ星ひとつ」が入っていることです。トリビュートでの高野寛自身のカバーが非常に秀逸だった…
95年という年は自分が福島にいた最終年度で、結婚直前の時期にあたります。この時期にこんなに落ち着いた、達観した作品をリアリティを持って味わうことは恐らくできなかったし、まずもってその価値が理解できなかったでしょう。それは仕方のないこと。でも…
来週の野音に向けて予習の意味も込めてカーネーションのベスト盤を購入しました。35周年ということで、ご本人達はそんなに重く考えたくないと仰っておりましたが、何と言っても四半世紀以上に渡って続いているのは素晴らしい。 ここ最近、やたらと10周年、20…
トッド・ラングレンのRoxyボックス3枚目は以前にリリースされた『Another Side of ROXY』と同一の内容なので新たな発見はありません。ただ久しぶりに聴いてやっぱりいい選曲だなあと感じました。 「Lady Face」がここで公式には初登場したのは言うまでもな…
「YTは知っていますが、UTというのは初めて聞きました。」ということで、タイトルをきくといつも『BGM』の「UT」のコメントを思い出す94年リリースの作品。この頃は自分も結婚直前で、福島での後半時代を送っていた時期になります。本当に高橋幸宏に興味がい…
ずっと90年代の高橋幸宏を聴くのを避けてきましたが、ここへ来て非常に心地よく耳に入ってくるようになりました。これは端的に自分が歳をとったことと無関係ではないと思いますが、それ以前にポップスとしての完成度がやはり高かったんだと思います。中古で…
キリンジの新作はEDM寄り、との触れ込みでしたが、聴いた感触はさほどでもなかった。かつて『DODECAGON』で初のセルフプロデュースを行った際に、思い切り打ち込み系に振れたことを思えば、今回の変化もそんなに驚くほどではないと思います。いずれもメロデ…
2枚目はライブ後半になりますが、やはり音質が気になります。これだったら『Back To The Bars』を聴いた方がいいですね。音が単純に良いので。 ハロー・ピープルのライブが最後に聴けたり、トッドのMCが全て収録されていたりとメリットはそれなりにあります…
昨晩は旧友と久しぶりに会って沢山のパワーをもらいました。珍しく朝イチから近所を散歩してから聴いているのは、フランク・ザッパに続いてロキシーでのライブコンプリート音源がリリースされたトッド・ラングレンのボックスです。 3枚組ですが、基本はライ…
遂にラストのディスクに辿り着きました。ラストは公演前日のサウンドチェックとフィルム撮影の音源です。 ということは観客はいない訳ですが、聴いてみるとここから「Pygmy Twylyte」から「Dummy Up」への音源や「Penguin In Bondage」のギターソロなんかが…
ロキシーのボックスもあと2枚まで来ました。この6枚目はちょっとマニア向けですね。 ステージ最終のアンコール曲「Dickie's Such An Asshole」から始まりますが、その後はリハーサルの音源と、ステージ終了後のスタジオセッションです。このスタジオセッシ…