トッド・ラングレンのRoxyボックス3枚目は以前にリリースされた『Another Side of ROXY』と同一の内容なので新たな発見はありません。ただ久しぶりに聴いてやっぱりいい選曲だなあと感じました。
「Lady Face」がここで公式には初登場したのは言うまでもなく、そのほかにも「Determination」のような貴重なライブ音源や「It Wouldn't Have Made Any Difference」「Love of The Common Man」といった定番曲、そしてラストは「Love Is The Answer」「Just One Victory」で締めくくるという鉄壁の内容。
当時から若干気になっていたのは音のモコモコ感ですが、それは今回も変わりません。レンジが狭いのかな。
解説を見る限り、ロキシーの公演はかなりハードなスケジュールだったようで、100分のライブを1日2本、それを5日間行って全部で10公演あったとのことです。凄い体力。そしてそのテープがすべてトッドの倉庫には眠っていたという話。そこからの抜粋がこのディスクの内容なんですね。
ということでロキシーもののボックス化はザッパに続いてトッドでも敢行されました。何ということでしょう。