2010-01-01から1年間の記事一覧
サニーデイの新譜で2010年を締めくくろうと思ったが、家人が紅白を見ながら年が明けるまで寝そうもないので仕方なくザッパの2ndも聴くことにした。67年リリース。アナログからの買い直しだ。 1stの『フリーク・アウト』が意外に聴きやすい内容だったのに比べ…
こちらも買いそびれていたサニーデイ・サービスの新譜。まさかの再結成だった。 1曲目から不協和音が妙にひっかかる『恋人たち』。2曲目の『Somewhere In My Heart』はサニーデイとしか言えない不思議な青さが漂う。 彼等の解散直前のアルバム『LOVE ALBUM』…
09年に出たマシュー・スウィートとスザンナ・ホフスによるカバー集2作目は買おう買おうと思ってスルーしてきていたが、今回目出たく入手した。今回のカバー曲は下記の通り。 1.「Sugar Magnolia」Grateful Dead 2.「Go All the Way」Raspberries 3.「Second …
78年リリース。オープニングはジャズというよりラグタイム風の印象だ。坂本龍一のスコラでのジャズの回でもそのルーツにラグタイムやマーチがあることが触れられていたが、その辺りを30年以上前に世の中に提示した貴重な記録だ。本人は駄作扱いしているそう…
やっと見つけたザッパの3枚組ライブ盤。絶頂期の78年ロンドン公演で『シーク・ヤブーティ』の音源としてリリースが待望されていたもの。収録曲はこちら。 DISC 1 (tt 55:41): 1. Convocation/The Purple Lagoon (1-27-78) 2:18 2. Dancin' Fool (1-27-78) 3:…
心痛3部作も年内でおしまいにしておこう。92年リリース。オープニングの曲は当時CMでよく流れていた。 これが嫌だった。でも今聴くと表層的なイメージに振り回されていた自分を後悔。要するに薬を飲みながらどん底から復活して元気になってうれしい訳だ。そ…
83年リリースのT-Neck最終作。これで長かったアイズレーとの旅もおしまい。 実は買い直しになるが、以前レビューした時は必ずしも好きではない、といったようなことを書いたと思う。ただ、途中のアルバム群を聴いてきた耳には別の聴こえ方がしてきた。これに…
91年リリースのライブ盤。メンバーは豪華で、鈴木慶一、スティーヴ・ジャンセン、小原礼、徳武弘文、矢口博康、等々。 冒頭いきなり小坂忠の『ありがとう』カバーから始まる。よく歌うんだそうだが、『機関車』まで歌うとは。意外と合ってますね、淡々として…
82年リリース。この作品は久々にファンクが復活してロナルド・アイズレーのシャウトが炸裂しているという見逃されがちなアルバム。確かに1曲目から飛ばしている。70年代の絶頂期を彷彿とさせるが、メロウ派の自分としては「で?」という感じもある。 3+3…
復活を遂げた91年作はニール・ヤングのカバーから始まる。 『震える惑星』なんて音も跳ねてていいですね。定番のウネウネギターも入ってるし。前作にも感じたが『What Me Worry』の頃に質感が似てるんですね、フレーズの使い方なんかが。いやあアイズレーじ…
同じく81年リリース。1年に2枚出すなんて・・。 ストリングスアレンジが施されてきてAOR風の爽やかさが漂う。でもいい曲。ほんとに80年代は『Between The Sheets』だけじゃなかったことが今回よく分かった。『Don't Hold Back Your Love』なんてシティポップ…
さて、ここから心痛3部作。鈴木慶一が作詞している曲が沢山あって嬉しい。 精神的に一番きつかった頃の作品で、ほとんどの曲を他人の作詞に委ねている。『1%の関係』でかなり救われたそうだ。90年リリース。当時は全くといっていい程ノーケアだった。しかし…
『トゥナイト・イズ・ザ・ナイト』というBONNIE PINKみたいなタイトルのバラードから始まる81年リリース作品。いきなりのメロウでグッと来る。『ヤング・ガール』という曲が「なんとなくクリスタル」に使われたんだそうだ。前作同様、過渡期とは言わせないク…
これはずっと聴きたかったアルバム。紙ジャケ再発の時も何となく手が伸びずにいたが、ユニオンの年末セールが5枚で15%オフだったので、ついまとめ買いしてしまった。全部あるんだもの。 実は先日聴いたムーンライダーズの『Don't Trust Over Thirty』に発売…
80年リリース、日本初CD化。洗練化されたディスコ(風)のタイトル曲で幕を開ける。元々若手3人組でのリリースが計画されていたというから、その後の分裂を予測するかのような暗雲が立ち籠め始める。かと思いきや、曲の方は軽快極まりなく往年の勢いを感じさ…
79年リリース。その名も「一人勝ち」だ。元々は2枚組で、全14曲、72分の大作。当時のアイズレーの自信がうかがえる。世間的には今ひとつの評判だったりもするが、どうしてどうして、結構いいじゃない。日本初CD化で2010年リマスターだ。目出たい! A面はファ…
昨日再放送で見たM-1のネタ。何度見ても爆笑。ほんとに面白いなあ。見ながら泣きました。 http://www.fooooo.com/watch.php?id=9dbdf2833d244cab7a34366a2f8be770&type=top_popular 今日は今年のM-1 なので楽しみ楽しみ。それにしてもこれを越えるネタなんか…
長かったファンカデリック再発シリーズもこれで終わり。最後はPファンク絶好調の76年リリース、8作目となる。 ここまで来るとファンク色はすっかり定着していて、「ホーンのないパーラメント」みたいな曲も含めて安心して聴ける。キーボードの比率が増してき…
75年リリースの7作目。買い直しだが非常にいい。1曲目から飛ばしてくれている。 それもそのはず、この頃はパーラメントとの本格的な活動が始動した年で、同時にブーツィーのバンドも一緒に録音されていた。そして『マザーシップ・コネクション』がこの年に出…
74年リリース6作目。この年から本格的にパーラメントとの二刀流が始まる。このアルバムは全面的にエディ・ヘイゼルが活躍していて痛快なギターサウンドが楽しめる。 1曲目も2曲目も「もう終わっちゃうの?」と思う程もったいない音が展開される。この辺もオ…
買い直しなので今年2回目のレビューとなってしまったが、これはいいアルバム。73年リリースなので、パーラメントとファンカデリックで使い分けていく直前の作品となる。そのためパーラメント色が比較的強い感覚。 オンエアを狙ったというジョージ・クリント…
バーニー・ウォーレル以外全員がいなくなってしまった後のファンカデリック72年リリース4作目はきらびやかな演奏から始まる。1曲目からまずはカッコいい。その演奏は途中で何度も趣を変えるが、とにかく音がスッキリしてきているし、何よりファンキーだ。 ブ…
そして71年リリースの3rd。これは来た! なるほど名盤。『Super Stupid』は実にカッコいい。冒頭のタイトル曲は延々とエディ・ヘイゼルのギターソロが続く。しかもほぼ伴奏なしで。これは元々バンドで演奏していたものを、余りにギターが突出していたから後…
同じく70年リリースの2nd。わずか数時間で録音されたというその音は混沌の極地で、とても朝イチに聴くような音楽ではない。 1曲目から10分くらいあって、激しく音が左右に揺れる。ギターやキーボードの音もエッジが鋭くて、とてもではないが初心者向けとは言…
さて、ここからファンカデリックに移ります。これは70年リリースの1st。ジャケットが不気味なので、もっとおどろおどろしい音かと思っていたが、意外と聴きやすかった。というより音が渋い。 基本的には60年代の音という感じがするが、よく比較されるフラン…
さて、ここからが初聴き。78年リリースのこの作品は中古を漁っていたときも見かけなかった。そもそもCD化されていたんだろうか? まず一聴して音が綺麗になっていることが分かる。これまでのグリグリ押すようなファンクチューンもソフィストケイトされて、チ…
77年リリース。収録時間は33分と短いが内容のこいアルバム。最も有名なのは『Footsteps In The Dark』だろう。シンプルながらコクのあるいい曲だ。 『アトランティスへの船旅』もいい曲だ。ほんとに普通にポップス系のバラード曲のようだが、味があるのは何…
山下達郎がすり切れる程聴いたという76年リリース作品。メロウ色が濃くなり、ファンク系のナンバーもどちらかというとグルーヴィーな感じが強くなっている。アコースティック・ギターが結構フィーチャーされているところもポイント。柔らかい感じがするいい…
75年リリース。絶頂期は続く。 このアルバムはA面にファンク、B面にメロウという構成。聴いていて思ったが、どうも自分はアイズレーのファンクに余り魅力を感じないようだ。何となく直線的な感じがするんだな。いいんですけどね。このアルバムでもダントツな…
アイズレーの74年リリースのこの作品は何といっても『Brown Eyed Girl』に尽きると思う。本当にいい曲。 このアルバムは交互にファンクとメロウが綺麗に並ぶ構成で、もう型が出来上がっているように感じられる。トッド・ラングレンの『Hello It's Me』のカバ…