ファンカデリック『Tales of Kidd Funkadelic』

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長かったファンカデリック再発シリーズもこれで終わり。最後はPファンク絶好調の76年リリース、8作目となる。

ここまで来るとファンク色はすっかり定着していて、「ホーンのないパーラメント」みたいな曲も含めて安心して聴ける。キーボードの比率が増してきたのも特徴かな。パーラメントのアルバムで聴いたようなフレーズも続出しているが、何つっても76年という年はパーラメント名義で2枚もアルバムを出して、その後アースツアーに突入という時期だから当たり前と言えば当たり前か。同年にはファンカデリックはワーナーに移籍してもう1枚アルバムを出してしまうという凄いことに。それにしてもファンカデリックの紙ジャケ、なんて騒いでいるのは自分しかいないのではないか?と考えてしまうのが寂しいが・・。いいと思うんですけど。

 

12分以上あるタイトル曲がバーニー・ウォーレルの独壇場で、この曲のおかげでダークサイドみたいな言われ方をしているんだと思われるが、他の曲はコンパクトでポップ。この辺の極端な同居がある意味ファンカデリックだから許されるという面もあるので、甘んじて受け入れましょう。

さて、年末年始はアイズレーの第3期で締めますか。今年も沢山買ったなあ・・。