吉田美奈子
83年リリースのこの作品で一旦聴き固めは終了。こちらはライブにオーヴァーダブでホーンを加えた作品となります。 ライブ音源を後で編集加工し、意識的にパッケージ作品として扱うのは究極的にはフランク・ザッパがよくやっていた手法ですが、同じく山下達郎…
82年リリース。これはもう絶好調のアルバムですね。当時の仲間達と作り上げた余裕の楽曲群に海外録音でブレッカー・ブラザーズや先日亡くなったデヴィッド・サンボーンのホーン陣を重ねて仕上げた極上品で、実はこのアルバムがピークなのでは?と思わずには…
81年作品。ここではもう圧倒的完成度を誇っていて、少し圧迫感も感じるくらいです。 「ファンクの女王」と呼ばれていたようですが、確かにファンキーではあるものの、それは山下達郎が挑むファンクネスであって、傍には常にメロディがある。吉田美奈子のファ…
80年リリース。冒頭の重低音から「何事が始まったんだ」と思わずにはいられないクールな佇まい。冷静に音楽を立ち上げていく自信のようなものが感じられて、もうこれ一発で素晴らしい作品の予感が漂いました。意志が強いアルバムのように思います。 山下達郎…
78年リリース。こちらもご本人の意図とは別にブッキングされたLA録音で出来上がっているアルバムですが、これはこれで洗練されたいい作品に仕上がっています。 ただ、一聴して全体的にくぐもった音がしていて、これは意図的なのかどうか判別しかねます。楽曲…
ここから吉田美奈子の固め聴きに行きたいと思います。まずは76年リリースの3rd。こちらは買い直しました。 とにかく総力戦で臨んでいる作品で、「ラムはお好き?」と「夢で逢えたら」の2曲で細野晴臣、大滝詠一の揃い踏みがなされています。しかしながら結構…
77年リリースの吉田美奈子4作目。吉田美奈子もずっと聴かずにきましたが、ここ最近山下達郎を一気に聴き進めたこともあって、自然と耳がこちらに向いてきました。 「恋は流星」が入っていることで再評価が高まっているアルバムですが、勿論その曲は最高。加…
75年リリースの吉田美奈子初期のライブ盤。非常にソウルフルな演奏でカッコいいですね。 本作とその前の『MINAKO』についてはアルファの村井邦彦プロデュースによる「歌姫」路線で必ずしもご本人の意向に沿ったものではなかったようですが、なんといっても演…
75年リリースの吉田美奈子2nd。このアルバムもずっとウォント・リストに残っていた作品でした。 村井邦彦プロデュースということで比較的吉田美奈子のキャリアの中では黒歴史のように語られてしまう作品ですが、昨今のシティポップブームにはぴったりの作品…
「美奈子は家出少女かと思ってたよ」とかつて細野晴臣が発言していたのが面白くてよく覚えています。 73年リリースの吉田美奈子のこの1stは以前持っていて売ってしまったとばかり思っていましたが、初聴でした。持っていたのは『フラッパー』だけ。ずっと本…