2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

高橋幸宏『A Sigh of Ghost』

97年リリース作品。ここからはっきりとドラムンベースの影響が音に出ています。ある意味音の質感は80年代に戻ったかのようです。 実はEMIイヤーズというのは大人のポップス路線で行ったのは前半だけで、途中からは電子音楽への復活劇が描かれている。という…

高橋幸宏『Portrait with No Name』

坂本龍一の一周忌でメディアでは様々な特集がなされていますが、高橋幸宏の方は左程のイベントはありませんでした。ただ、このEMIイヤーズのリマスター再発が本当に良い出来栄えなのと、改めて聴き返してみて良い作品ばかりなので、とても嬉しいひと時を過ご…

シャイ・ライツ『(For God's Sake) Give More Power To The People』

シャイ・ライツの71年リリース3rd。ここでは「Have You Seen Her」が入っていることが重要です。 「パパパッ」とコーラスが入るところが可愛い曲ですが、何となく聴いたことがあるメロディなので、それだけで普遍性を持っていることが分かります。シャイ・ラ…

マーヴィン・ゲイ『Live at The London Palladium』

マーヴィン・ゲイの77年ライブ盤。『I Want You』リリース後のライブですが絶好調ですね。マーヴィン・ゲイはライブがあまり好きではなかったそうですが、それでもステージに上がればパフォーマーとしてベストを尽くす。非常に立派です。 なんと言ってもメド…

ザ・バード・アンド・ザ・ビー『Recreational Love』

ローウェル・ジョージの娘、イナラ・ジョージとグレッグ・カースティンによるユニット、ザ・バード・アンド・ザ・ビーの2015年リリース4作目。このユニットの作品はホール&オーツのカバー・アルバム以降、耳が遠のいていましたが、配信限定の作品も良かった…

トーマス・ウォルッシュ『The Rest Is History』

XTCの弟子筋にあたるパグウォッシュというバンドのリーダー、トーマス・ウォルッシュの1stソロ作品。ひっそりと昨年2023年の末にリリースされていたようで、恥ずかしながら知りませんでした。パグウォッシュは自然消滅したかと思っていたのでこれは嬉しい出…

アンディ・パートリッジ&クリス・ブレイド『Queen of the Planet Wow!』

アンディ・パートリッジの新作がリリースされました。クリス・ブレイドという人と一緒に制作をしているという噂は伝わってきていましたが、6曲入りのミニ・アルバムとしてのリリース。 タイトル曲がジャジーな印象だったのでどうかと思いましたが、1曲目の「…

スクイーズ『live at the royal albert hall』

95年にリリースされた『リディキュラス』というアルバムのツアー時のライブ音源が、その後にシングルカットされた作品群のボーナストラックに収録されていて、それらを日本独自編集盤として来日記念で97年にリリースした作品がこれ。ちょっとややこしいです…

キャプテン・ビーフハート『The Spotlight Kid』

キャプテン・ビーフハートのこの72年リリース作品は、比較的初期に手に入れたアルバムでした。理由はひとえにビートクラブでの映像が原因だったと思います。とにかくここでの冒頭曲「I'm Gonna Booglarize You Baby」は強烈だった。 www.youtube.com 本作は2…

XTC『LIVE IN BRUSSELLS 1982』

XTC

XTCのライブ音源がまたもやリリースされました。どんどん出てくるなあ。こちらはベルギーでの1982年3月7日の音源。以前にリリースされたオランダでの公演が3月8日だったのでその前日ということになります。ちょうど今3月なので42年前ということになりますが…

高橋幸宏『Fate of Gold』

95年リリースのこの作品は比較的聴き返すことの多い作品でした。意外といい曲が多くて、生楽器の比率が高いのもポイント。これ以降、スケッチ・ショウや『Blue Moon Blue』でのエレクトロニカ路線で復活するまでは若干低迷気味の時期を過ごしていた感覚です…