しばらくジャズから耳が遠のいてしまっていますが、マイルスとビル・エヴァンスだけは別で、コンスタントに掘り起こしています。本作は62年録音。同時期の『インタープレイ』と若干メンバーを変えて録音されたもので、長らくお蔵入りしていた音源とのこと。メンバーは下記の通りです。
ビル・エヴァンス(p)
ズート・シムズ(ts)
ジム・ホール(g)
ロン・カーター(b)
フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)
『インタープレイ』ではフレディ・ハバートがtpで入っていましたので、そこがズート・シムズに変わった形ですが、ズート・シムズも割と気に入って聴き進めようと思っていたプレーヤーなので、ここでの参加は嬉しいところです。
結構な豪華メンバーですが、この作品は聴こうと思っていた『インタープレイ・セッションズ』と内容が重複しているようなので、ここで聴けて良かった。どの曲もお蔵入りには勿体無い出来ですが、若干のラフさも感じられます。でもそこも含めていい演奏ですね。ビル・エヴァンスはピアノトリオの演奏がメインなので、こうしたホーンやギターも入ったセッション音源はそれだけで貴重。楽しく聴き進めることができました。