ビル・エヴァンス『Time Remembered』

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今年は本当にジャズをよく聴いた年でした。大きくはラジオ番組のお陰ですが、そんな中でこのビル・エヴァンスと出会えたことが本当に大きい。ジャズといえばマイルスしか知りませんでしたので、昨年ぐらいからじわじわと聴いていったビル・エヴァンスの音楽は、自分の時間を豊かにしてくれました。

 

まだまだ作品は聴ききれていないですが、今まで聴いてきた中でも『At Shelly's Manne Hall』は好きな作品で、本作はそのアウトテイクの発掘盤となります。元の『At Shelly's Manne Hall』とセットにした同名作品の方がメジャーなようですが、日本ではあえて発掘音源のみを集めてリリースされているようです。今回聴いているのはそちらの方です。

 

やっぱりチャック・イスラエルの時期の作品も自分は結構好きですね。一番最初に聴いたのが『How My Heart Sings』だからかもしれませんが、後追いで聴いたスコット・ラファロとの鬼気迫る演奏よりもリラックスしていて好きです。演奏の構成も時期的にいいのかもしれません。

 

年の瀬になって配信という手段を手に入れたので聴く量が増えていきましたが、じっくり向き合う形で今後もビル・エヴァンスについては付き合っていきたいと思います。物理的にフィジカルでの収集はそろそろ困難になりつつあるので配信によっていくかもしれませんが・・。