シャイ・ライツ『Give It Away』

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今年から始まった田島貴男のラジオ番組をその後も毎週欠かさず聴いていますが、以前特集のあったシャイ・ライツの作品は、まずは中心人物のユージン・レコードのソロ作品を手にして、次にこの69年リリースの1stを入手しました。

 

スウィート・ソウルについては定期的に山下達郎もラジオ番組で特集を組んでくれるので非常に参考になるんですが、自分はまだデルフォニックスもスタイリスティックスも聴けていませんので、これから追々チェックしていこうと思います。

 

このシャイ・ライツも網羅的に聴いていこうと心に決めたグループですが、とりあえず1stから元気があって良いですね。田島貴男も言っていましたが、やはりソングライターをメンバーに抱えているのが大きい。

 

そしてアイズレー・ブラザーズと同様、長期間に渡ってクオリティの高い作品を作り続けたところが素晴らしい、ということです。ジャズと共にソウルについても少しずつですが聴く範囲を広げつつある今日この頃です。

 

週末は買い込んであったCDをひとつひとつ聴き進めていますが、配信とパッケージメディアの関係性については、インターネットが普及し始めた頃にウェブが全てでいずれ本は必要なくなる、といった論調に似ているところがあると感じています。

 

その後も本は規模こそ縮小しているものの無くなっていないし、作品にきちんと時間を割いて向き合うことの重要性は失われていない。ただ、人間は文字を読む量はウェブのお陰で増えた。これが音楽配信とCDの関係にも適用できるんじゃないかと思います。人間は音楽を聴く量は増えたが、作品に向き合うメディアは無くならない。それが一部CDからレコードへ移行しているだけの話ではないかと。そんな風に今は感じています。