リカリッシュ・カルテット『Fables From Fearless Heights』

元ジェリーフィッシュのメンバーが組んだ新たなバンドのアルバムがリリースされました。元々はEP三部作を発表するという触れ込みでしたが、その楽曲をアルバムにまとめて、かつボーナストラックも収録。しかもCDやアナログでパッケージ化されるのは日本だけ…

バド・パウエル『Bud Powell '57』

遂にFM横浜のラジオ番組、ハーモニカ・ミッドナイトが終わってしまいました。この番組はジャズを聴き始めた自分にとって、まさに指南役のような存在でしたし、初めて出したメールも読んで頂きました。とても印象深い番組でしたので誠に残念です。 その番組で…

ビル・エヴァンス・ウィズ・ジェレミー・スタイグ『What's New』

69年録音作品。フルート奏者のジェレミー・スタイグをゲストに迎えた作品です。メンバーは下記の通り。 ビル・エヴァンス(p) ジェレミー・スタイグ(fl) エディ・ゴメス(b) マーティ・モレル(ds) ジェレミー・スタイグのフルート演奏がとにかくエキセントリッ…

平沢進『時空の水』

89年リリースの平沢進ソロ1作目。平沢進の作品は『サイエンスの幽霊』『バーチュアル・ラビット』についてはリアルタイムで聴いていましたし、P-モデルの『カルカドル』『ワン・パターン』も折に触れて聴いていたので、この1stがミッシング・リンクでした。 …

バート・バカラック『Reach Out』

バート・バカラックはいつかきちんと聴きたいと思っていたので、今回67年リリースの1stを手に取ってみました。 基本的にインストだったというのが少し残念です。7曲目の「A House Is Not A Home」でご本人のボーカルが聴けますが、味のある声でとてもいいの…

ネッド・ドヒニー『Hard Candy』

76年リリースのこの作品は、AORの名盤としてよく取り上げられていますが、日本でいうシティ・ポップのような文脈で一時期語られていたヨット・ロックというジャンルで紹介されていたのを目にしたこともありました。 かつて放送されていた高橋幸宏のラジオ番…

タワー・オブ・パワー『Tower of Power』

タワー・オブ・パワーの作品を久々に入手しました。以前にライブ盤を聴いて少しだけ聴き込みましたが、その後はすっかりご無沙汰していたので改めて新鮮に聴こえます。 こちらは73年リリースの3作目。タワー・オブ・パワーに抱いていたファンクゴリゴリのイ…

シャイ・ライツ『A Lonely Man』

αステーションで放送されていた田島貴男のラジオ番組は残念ながら今年の3月に終了してしまいましたが、その中でシャイ・ライツ特集の回が非常に良くて、すぐさま当時は中心メンバーのユージン・レコードのソロを入手して聴いていました。 その後、シャイ・ラ…

キャノンボール・アダレイ『Portrait of Cannonball』

58年録音作品。CDで購入したのでボーナストラックが3曲入っていますが、いずれも収録曲の別テイクです。この別テイクをオリジナルの収録曲の後に続けて収録している曲順となっていて、これはちょっと構成としてどうなんだろう、と思いながら聴いていました…

アート・ブレイキー『A Night At Birdland Vol. 2』

54年録音のアート・ブレイキーのライブ演奏。この翌年にジャズ・メッセンジャーズが結成されますので、まだアート・ブレイキー・クインテット名義での録音です。参加メンバーは豪華。 クリフォード・ブラウン(tp) ルー・ドナルドソン(as) ホレス・シルヴァー…

リー・モーガン『Vol. 2』

56年録音のリー・モーガン2作目となります。参加メンバーは下記の通り。 リー・モーガン(tp) ケニー・ロジャース(as) ハンク・モブレー(ts) ホレス・シルヴァー(p) ポール・チェンバース(b) チャーリー・パーシップ(ds) リー・モーガンはその後も何度か聴き…

マイルス・デイヴィス『Four & More』

64年録音作品。60年代中盤のマイルスの作品はこれまであまり聴いてこなかったので、新鮮に聴くことができました。参加メンバーは以下の通り。 マイルス・デイヴィス(tp) ジョージ・コールマン(ts) ハービー・ハンコック(p) ロン・カーター(b) トニー・ウィリ…

ビル・エヴァンス『Another Time : The Hilversum Concert』

68年のモントルー・ジャズ・フェスティバルのライブ音源のみ存在していた、ジャック・ディジョネットがドラムで加入していた時期のピアノ・トリオの音源が発掘されている作品です。これともうひとつ『Some Other Time』というスタジオ録音盤が発掘されていま…

アンディ・パートリッジ『My Failed Songwriting Career - Volume 2 EP』

アンディ・パートリッジの他人への提供曲(提供したが不採用だった曲)のセルフ・カバー集の第2弾が出ました。ちゃんと約束通り続けてくれているので嬉しい限りです。 今回も4曲収録されています。前回も感じましたが、やはり他人に提供することを前提に書…

ビル・エヴァンス『Montreux Ⅱ』

70年にモントルー・ジャズ・フェスティバルに出演した際の音源。モントルーは68年の「お城」の音源に続いてのライブ盤ですが、「お城」の方がジャック・ディジョネットの強烈なドラムに打ちのめされる作品でしたので、この2番目はどうかな、と思いながら聴…

高橋幸宏『薔薇色の明日』

83年にリリースされた作品。これはとても重要なアルバムです。 80年代前半の高橋幸宏はYMOの先鋭性を伴い、かつ英国ポップスの流れとも連動したニューウェーブ路線の旗手として活躍している側面がありました。しかし根本的なところでは非常にロマンティック…

ムーンライダーズ『It's the moooonriders』

ムーンライダーズの11年ぶりの新作がリリースされました。まずはめでたい。 タイトルはスカートの澤部渡の提案だそうで、『最後の晩餐』で冒頭にXTCのアンディ・パートリッジがメンバー紹介をしている音声が「It's the moooonriders!」と聴こえることから発…

高橋幸宏『What, Me Worry ?』

高橋幸宏のアルファ時代の再発シリーズ第2弾。82年リリースの作品となります。まだYMOが活動していた時期ですが、怒涛の81年を経て各自がソロ活動に邁進していた頃。高橋幸宏の作品はいつもわかりやすくて、手に取るのが楽しみでした。 この時期の作品で実…

moonriders LIVE 2022

もう一週間前となってしまいましたが、ムーンライダーズの日比谷野音コンサートに行ってきました。ここ最近のコンサートは配信で観ていましたので、実際に会場に足を運ぶのは6年ぶりくらいです。天気も上々でしたので、暑くも寒くもなく、ちょうど良い陽気で…

青木孝明『声』

およそ10年ぶりに届けられた青木孝明の新作。配信で聴きました。 一部を除いてドラムレス、ということだったのでどんな感じかな、と思っていましたが、結構グルーヴは出ていました。ギターの音にピアノやベースの音が寄り添って進んでいくので、非常に軽快で…

ジョニ・ミッチェル『Joni Mitchell Archives, Vol.2: The Reprise Years(1968-1971)』disc 5

ラスト。やっとここまで辿り着きました。ここでのメインは70年のジョン・ピール・セッションでのジェイムス・テイラーとの共演。全部で5曲しかありませんが、やはりコーラスワークや2本のギターの絡みはとても素敵です。 従来であればジョニ・ミッチェルの…

ジョニ・ミッチェル『Joni Mitchell Archives, Vol.2: The Reprise Years(1968-1971)』disc 4

4枚目。主に69年の音源で、TV出演やレコーディングのデモ音源など様々なところから集められたトラックが並んでいます。丁度昨日観たビートルズのゲット・バックのルーフトップ・セッションが69年の1月なので、何となく69年に縁のある週末でした。 デビュー1…

ジョニ・ミッチェル『Joni Mitchell Archives, Vol.2: The Reprise Years(1968-1971)』disc 3

3枚目、というより配信なのでパート3と言うべきか。でもトラックリストにも「ディスク3」と書いてあったりするので3枚目でいいんでしょう。 それにしても配信はまるで昔の貸レコード屋、レンタルCDショップのようですね、品揃えの多い。JANISで掘り出し物…

ジョニ・ミッチェル『Joni Mitchell Archives, Vol.2: The Reprise Years(1968-1971)』disc 2

続くディスク2は冒頭のコーヒー・ハウスでのライブ音源が同じレコード会社だったジミ・ヘンドリクスによって録音されている、というエピソード優先の音源。 ジョニ・ミッチェルはプリンスやジミ・ヘンドリクスといった意外な人がファンを公言しているという…

ジョニ・ミッチェル『Joni Mitchell Archives, Vol.2: The Reprise Years(1968-1971)』disc 1

ジョニ・ミッチェルのアーカイヴ・シリーズ第2弾がspotifyから消えてしまったので、無料期間の終了と共にApple Musicに切り替えて聴くことにしました。コンテンツによってメディアが乗り換えられてしまう。それは当然のことのように感じますが、そもそもサ…

ポール・チェンバース『Base on Top』

57年録音作品。ベース・プレイヤーのリード作品自体が珍しいそうですが、このポール・チェンバースはやっぱり別格でしょう。メンバーは下記の通り。 ケニー・バレル(g) ハンク・ジョーンズ(p) ポール・チェンバース(b) アート・テイラー(ds) 冒頭の曲で披露…

アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ『Mornin'』

こちらも58年録音の有名盤。やっと聴けました。メンバーは下記の通り。 リー・モーガン(tp) ベニー・ゴルソン(ts) ボビー・ティモンズ(p) ジミー・メリット(b) アート・ブレイキー(ds) ジャズ・メッセンジャーズの歴史も少しずつ勉強中ですが、この頃は第2…

ジョン・コルトレーン『Soultrain』

Spotifyからジョニ・ミッチェルのアーカイヴが無くなってしまったので、Apple Musicに乗り換えようか迷っている今日この頃です。 こちらはコルトレーンの58年録音作品。パーソネルは下記の通りです。 ジョン・コルトレーン(ts) レッド・ガーランド(p) ポール…

リップスライム『TIME TO GO』

03年リリースの3rd。本作には大好きな「BLUE BE-BOP」が入っています。よくカラオケで歌いました。 「JOINT」なんかに象徴的ですが、ちょっとBPMが上がってきているような気がします。スピード感が増す、というより難解になっていく流れがあって、一般リスナ…

リップスライム『TOKYO CLASSIC』

02年リリースの2nd。もうここでピークを迎えている気がします。 リップスライムのピークは自分の見方では「BLUE BE-BOP」だと思うんですが、本作に収録されている「楽園ベイベー」や「FUNKASTIC」といった楽曲は勢いがあって、ここら辺が今でも人気が高い。M…