デヴィッド・シルヴィアン『Live In London '88』disc 1

88年のデヴィッド・シルヴィアンのライブ。『Secrets of The Beehive』発表後に行われたソロでは初めてのツアーからの音源で、内容は素晴らしいですね。 デヴィッド・シルヴィアンはこの頃にはすでにビジュアル系から見た目は脱していて、それが旧来の女性フ…

ジャパン『Live At The Budokan 1982』disc 2

2枚目。音質の改善は今後聴き返す機会を増やしてくれそうです。前回との違いはボーナストラックでアムステルダムの音源が入っていることですが、こちらの音質も言われるほど悪くはありません。とにかく前回が粗悪だった、ということでしょう。 ジャパンの場…

ジャパン『Live At The Budokan 1982』disc 1

ジャパンの解散ライブは以前も発売されていますが、その音質の悪さにガッカリされられました。今回のリリースでは音質面の改善のみが注目点。早速聴き比べてみましたが、そこは無事解決しています。本当に前回のものは粗悪品レベルでしたね。この程度の音質…

ジャパン『Live In London 1981』

最近は坂本龍一のサウンドストリートをずっと聞き返しているんですが、丁度始まったのが81年の4月から、ということでジャパンの話がよく出てきます。 その中で『孤独の影』に入っている「Taking Islands In Africa」という曲について、まずデヴィッド・シル…

XTC『Unplugged in The USA '89』

XTC

こちらは89年『Oranges & Lemons』発売後にアメリカのFM局で行ったアコースティック・ライブの音源を集めたもの。以前からブートでは耳にしていましたが、これは本当に最高の演奏です。 MTVのアンプラグドという番組はこのXTCの演奏がヒントになっているとい…

XTC『Live Germany '82』

XTC

XTCがライブ活動を辞めてしまったのはアンディ・パートリッジのステージ恐怖症が原因といわれていますが、まさにそのツアーの音源がこちらとなります。音質は悪いですが、資料的な価値は高い。『English Settlement』が発売された、82年の2月に行われている…

XTC『Live Emerald City, New Jersey '81』disc 2

XTC

2枚目のディスクには1枚目に入りきらなかった4曲と、ボーナストラックとして17曲ものライブ音源が入っています。これは約1年前の1980年2月のサンフランシスコのライブ音源ですので、もう別のライブとの2枚組というに等しい構成。『Black Sea』のリリースが19…

XTC『Live Emerald City, New Jersey '81』disc 1

XTC

XTCのライブ音源が3種類リリースされました。まずは81年のライブから。 時期的には『Black Sea』発売後、ということで曲目も『Black Sea』とその前作『Drums And Wires』からのものが中心です。XTCが突っ走っていた頃のライブなので、演奏に勢いがあるし楽…

XTC『Drums And Wireless - BBC Radio Sessions 77-89』

XTC

94年にリリースされたBBCのライブ音源集。XTCがライブをやめたのが82年ですので、その後の音源があること自体が貴重なんですが、結構ブートレグで既出だったりするので発売当時は余り新鮮味はありませんでした。 とはいえ、89年の『Oranges & Lemons』の頃の…

XTC『Go 2』

XTC

XTCの初期作品はあまり聴いていなくて、どうしても3rd以降、という印象が拭えないんですが、その原因は何度も指摘している通り、バリー・アンドリュースの存在が大きいと思っています。 この作品は78年リリースの2ndアルバムですが、一応持ってはいたものの…

XTC『Rag & Bone Buffet』

XTC

XTCのいわゆるB面集。シングルのB面やカップリング曲を集めたコンピレーションで、80年代にリリースされた正規録音版でアルバム未収録の音源は、変名バンドも含めてほぼ網羅されています。 ここからもこぼれ落ちる音源もあるにはありますが、それらはCD化の…

XTC『Wasp Star (Apple Venus Vol.2)』

XTC

2000年にリリースされた今のところXTCの最新作にしてラスト・アルバム。ここからもう20年以上経っているなんて信じられません。 前作が『Apple Venus』のアコースティック・サイドだとすると、こちらはエレクトリック・サイド。元々は2枚組でリリースされる…

XTC『Apple Venus Vol.1』

XTC

99年リリースの荘厳な作品。7年ぶりに出る新作、ということで発売当時は会社の帰りに購入してCDウォークマンで山手線の中で最初に聴きました。それで出てきたのが水滴の音と弦楽器のピチカート。始まった音楽はオーケストラ、ということでこれは驚きましたね…

XTC『The Big Express』

XTC

84年リリースの7作目。このアルバムもよく聴きましたが、やはり今ひとつ煩めなのと、硬質な音の質感が若干耳を遠ざけたことは否めません。それでもやっぱりこの時期のXTCは神がかっているので全てが名作。冒頭の「Wake Up」からして音の仕掛けを施して聴き手…

XTC『Mummer』

XTC

ここからしばらくXTCの聴き直しに入ります。まずは83年リリースの6作目。 この作品は自分がXTCをリアルタイムで聴き始めた頃のアルバムなので非常に思い入れも深い。結構地味な作品と言われていますし、この頃からXTCはライブ活動をやめてしまったので、かつ…

XTC『Oranges & Lemons / The Surround Sound Series』disc 2 『Extra Demos And Work Tapes』

XTC

付属のブルーレイには沢山のコンテンツが入っていて、とても一度には聴ききれないですが、やはり一番の目玉は未発表曲集ということで、ここだけでも18曲も入っています。 『Oranges & Lemons』の頃はCDシングルがリリースされて、その中に何曲かデモトラック…

XTC『Oranges & Lemons / The Surround Sound Series』disc 1

XTC

89年リリースのこの作品は、発売当時何度聴いたか分からないくらい聴き込みましたので、既に自分の体の一部のようになっています。 2015年にスティーヴン・ウィルソンのサラウンド・ミックスによる再発がなされた際には、ブルーレイ・ディスクがソニー製で再…

はっぴいえんど『WITH はっぴいえんど 〜バッキング音源集〜 (VERY BEST OF PRODUCTION WORKS)』

最後はバッキング・ミュージシャンとしてはっぴいえんどのメンバーが参加した音源を集めたディスクです。これも、はっぴいえんどというバンドを立体的に捉える良い参考資料となっています。 ここで考えたことはたった一つ。「大滝詠一はフロントマンである」…

はっぴいえんど『はっぴいえんど ライヴ・ヒストリー 〜レアリティーズ〜 Vol.2(ULTIMATE LIVE HISTORY VOL.2 1972)』

次は72年のライブ発掘音源。ここでの演奏は「拡散」がポイントだと思います。 冒頭から大滝詠一のソロ曲である「それはぼくじゃないよ」でスタートしますが、この72年4月のライブはほとんど大滝詠一のソロ・ライブと言い換えてもいい。「はいからはくち」は…

はっぴいえんど『はっぴいえんど ライヴ・ヒストリー 〜レアリティーズ〜 Vol.1 (ULTIMATE LIVE HISTORY VOL.1 1970-1971)』

ここからは発掘音源となります。まだヴァレンタイン・ブルーと紹介されている頃の70年4月の演奏から始まりますが、この時点でまだ1stもリリースされていない。ごく最初期の録音からスタートして、全日本フォーク・ジャンボリーの音源へと繋がっていきます。 …

はっぴいえんど『THE HAPPY END』

85年のはっぴいえんど再結成ライブは「ALL TOGETHER NOW」というイベントの一環として行われました。 冒頭の大滝詠一の「はっぴいえんどです」の一言で男性2名が失神して倒れた、という話は象徴的です。この頃にして既に生ける伝説となっていたバンドなので…

はっぴいえんど『ライヴ!! はっぴいえんど』

73年の解散コンサート。久々に聴きましたが、演奏が非常にいいですね。はっぴいえんどはスタジオ中心のグループでライブは今ひとつ、という評判があったようなんですが、ここで聴ける艶っぽい演奏を聴くと、そうした定説が偽りであったことを知ることになる…

はっぴいえんど『HAPPY END』

はっぴいえんどのラスト・アルバムは既に解散が決まってからLAで録音された作品です。松本隆は「今回ぼくはドラムだけ叩く。茂以外には歌詞は書かない」と宣言していて、実際細野晴臣は自作の歌詞で楽曲を制作しました。しかし、大滝詠一が渡米してから「歌…

はっぴいえんど『風街ろまん』

かつて新春放談で山下達郎が大滝詠一に向かって「風街ろまんは大滝さんの曲に始まって、大滝さんの曲で終わる、大滝さんのアルバムですよね?」と問いかけたのに対して、大滝詠一は「いや、これはやっぱり「風をあつめて」なんだよ」と答えていたのが印象的…

はっぴいえんど『はっぴいえんど BOX』『はっぴいえんど』

今回の一件を機に、04年にリリースされたはっぴいえんどのボックスを聴き直してみることにしました。当時散々迷った挙句、思い切って購入した8枚組のボックス・セットです。 最初は70年リリースのデビュー・アルバム。この作品はしばらく前に一度聴き返して…

ジャッキー・マクリーン『Lights Out』

ビル・エヴァンス以外に聴き進めていくミュージシャンとして候補に上げていたのはドナルド・バードとジャッキー・マクリーンでしたが、本作ではその二人が共演しています。こちらは56年録音の作品。 ピアノにエルモ・ホープの名前があるのにまずは驚きました…

はっぴいえんど崇拝論

四半世紀以上前に書いた「はっぴいえんど崇拝否定論」という文章が何故か結構読まれており、若気の至りで非常に恥ずかしい文章となっているため、部分的に書き直したりしていました。その上、自分ははっぴいえんど自体は大好きなので、当時の内容の訂正も含…

リー・モーガン『Lee Morgan Vol.3』

続いても57年の録音。ここでは全曲の作編曲を先輩のベニー・ゴルソンが手がけていて、冒頭からフルートの音で始まります。 リー・モーガンのリーダー・アルバムと銘打ってはいますが、この時弱冠まだ18歳ということなので、先輩がお膳立てしたフォーマットに…

リー・モーガン『Candy』

57年、58年録音のこの作品は、以前に会社の先輩から借りて聴いていました。約6年ぶりにきちんと聴いたことになります。 当時から気に入ってはいたものの、余り情報もなく聴いていたので位置付けがよく分かっていませんでした。リー・モーガンはこの時弱冠19…

ビル・エヴァンス『You Must Believe In Spring』

77年録音のこの作品は『I Will Say Goodbye』と並んで後期ビル・エヴァンスの名作とされていましたので、ずっと聴きたいと思っていました。今回やっと手にすることができましたが、内容は、とにかく美しい。 亡くなった恋人や兄への追悼の曲が2曲も収められ…