KIRINJI『爆ぜる心臓 feat. Awich』

前作『cherish』でバンド形態を終了し、堀込高樹のソロユニットとなったKIRINJIのニューシングルがリリースされました。漢字の読み方が何度見ても分かりませんでしたが、「はぜる」と読むようです。 バンド形態の終焉は『cherish』で行くところまで行ってし…

クリフォード・ジョーダン『Bearcat』

61年から62年にかけての録音作品。クリフォード・ジョーダンは以前に聴いていたかと思っていましたが、今回が初めてでした。とてもベーシックな感じがしていいですね。 録音が60年代に入ってきているので、音も左右に振られていたりしてスッキリと整理されて…

クロード・ウィリアムソン『'Round Midnight』

クロード・ウィリアムソンの56年録音のピアノ・トリオ作品。非常にスピーディーな演奏で、収録曲数は12曲と比較的多めなんですが、曲が短いので全体的には38分程度の収録時間です。 印象としてはとにかくベースの音が太くて、ドラムの刻みもキレがいい。これ…

アンディ・パートリッジ『My Failed Songwriting Career - Volume 1 EP』

出る出るといわれていたアンディ・パートリッジの他アーティストに提供してボツになった楽曲のセルフカバー集第1弾が発売されました。4曲入りでこの後Vol.4まで続くという嬉しい企画。どんな形にせよ、楽曲を世に出し続けてくれることに感謝です。ムーンラ…

シェリー・マン『2-3-4』

62年の録音。数字は各曲の編成人数を表していて、コールマン・ホーキンスと2人で録音したもの、エディ・コスタを迎えたトリオ編成、そしてカルテットでの演奏、というヴァラエティに富んだ編成の録音を収めています。 コールマン・ホーキンスとの再会を演出…

デイヴ・ブルーベック『Brubeck / Desmond』

デイヴ・ブルーベック・カルテットの51年、52年の録音作品。初期の録音なので若干古い感じがします。曲も短いので、CDではボーナストラックが8曲も追加されて全18曲。 デイヴ・ブルーベックは50年代のジャズを聴き始めてから最初の頃によく聴いていましたが…

ドナルド・バード『Royal Flush』

61年録音作品。元々ドナルド・バードは今後聴き進めていこうと思っていましたが、大友良英の番組でハービー・ハンコックが特集された際に、本作からの楽曲が紹介されていたので、今回手に取りました。 ハービー・ハンコックはドナルド・バードのバンドにデュ…

ケニー・ドリュー『Kenny Drew And His Progressive Piano』

ケニー・ドリューの53年、54年という比較的初期の録音。全12曲で色々なタイプの曲が入っています。 ケニー・ドリューはややもすると弾き過ぎの感もあって、若干抑え気味の方が自分にはしっくり来るんですが、本作ではバンドでの演奏は結構丁度いい感じの弾き…

ハンク・モブレー『Hank Mobley Quintet』

57年録音の作品。ハンク・モブレーは以前にマイルスの『ブラックホークのマイルス・デイヴィス』でその演奏を聴きましたが、マイルスのバンドにはコルトレーンの後釜として入ったこともあって、少し演奏に鋭さが足りない感じの印象を残しています。 でも、ど…

ビル・エヴァンス『Trio '65』

タイトル通り65年に録音された作品。ベースはチャック・イスラエルの時代です。 ビル・エヴァンスはその後も毎日のように聴いていますが、この作品は再演の楽曲が多いので、お陰様で聴いたことのある曲が大半で、演奏内容を比較しながら聴くことができました…

moonriders 45th anniversary“THE SUPER MOON”

2021年6月12日に開催されたムーンライダーズの結成45周年コンサートが昨晩から配信開始となりました。 早速鑑賞しましたが物凄く良かった。今回はかつて10周年の頃に大量のサポートメンバーを迎えて行ったスーパー・ムーンライダーズと同様の趣向で、比較的…

スクイーズ『A Round And A Bout』

90年リリースのスクイーズのライブ・アルバム。ここ最近、またスクイーズを聴き直していたんですが、本作のようなライブ盤は何故か見逃していましたので、中古で探して入手した次第。 前年にリリースされた大好きな『Frank』というアルバムの後に行われたラ…

リー・コニッツ『Lee Konitz With Warne Marsh』

55年録音作品。先日聴いたソニー・ロリンズとジョン・コルトレーンは二人ともテナー・サックス奏者でのセッションでしたが、こちらはアルト・サックスとテナー・サックス奏者による共演です。 さぞかし賑やかなのかと思いきや、聴いた印象はとても静かなもの…

ローチェス『Keep On Doing』

82年リリースのローチェスという3姉妹のグループの3rdアルバム。αステーションのFlag Radioでコーネリアスでも坂本慎太郎でも取り上げられたグループで、こちらの作品からは「Losing True」という曲がコーネリアスの番組の方でかかっていました。 ロバート…

フランク・ザッパ『Meets The Mothers of Prevention』

ザッパ85年リリースの作品。この作品は、当時ロックの歌詞検閲問題で公聴会にザッパが出席した際の議員の発言の音声などをサンプリングした楽曲が中心になっているので、当時もあまり手を伸ばさずにいました。 実際にその曲を聴いてみても、英語でのスピーチ…

ラザルス『A Fool's Paradise』

べアズヴィル・ボックスで耳に引っかかったのがきっかけで探していたラザルスの73年リリースの2nd。以前に1stは入手して聴いていましたが、ボックスに収録されている「Ladyfriends Ⅱ」という曲がこの2ndからでしたので、本作をいつか聴きたいと思っていまし…

ムーンライダーズ『moonriders special live カメラ=万年筆』

2020年の8月に行われたムーンライダーズの『カメラ=万年筆』全曲演奏配信ライブの音源がリリースされました。 当時の模様はダイジェストになってYouTubeにも上がっていますが、今回のリリースは音のみ。映像ではバケツの水の音や掃除機の音などが実際に実演…

ソニー・ロリンズ『Tenor Madness』

ソニー・ロリンズの56年録音のこの作品は、表題曲でジョン・コルトレーンと共演していることで有名な作品です。 実際は、その1曲のみの共演なんですが、これはこの作品の録音時のメンバー、すなわちレッド・ガーランド、ポール・チェンバース、フィリー・ジ…

ユージン・レコード『The Eugene Record』

京都のαステーションで今年から始まったオリジナル・ラブ田島貴男のラジオ番組で、先日シャイ・ライツというグループの特集がありました。 この番組は山下達郎の番組同様、ソウル・ミュージックを沢山紹介してくれる内容なので、とても快適かつ貴重な番組な…

ジャッキー・マクリーン『A Long Drink of The Blues』

ビル・エヴァンスを筆頭に、聴く対象がどうしてもピアノものに偏ってしまうので、管楽器の方で何か良さそうなものはないかと色々と聴き返していたら、このジャッキー・マクリーンとドナルド・バードが耳に引っかかってきました。ということでこちらは57年録…

エンチャントメント『Enchantment』

山下達郎のサンデー・ソングブックで紹介されて手にしたエンチャントメントですが、番組の中で「Gloriaを買いにレコード屋へ走った」というコメントがあって、てっきりアルバム名だと思っていたらどうやらシングル曲だということが分かって手にした76年リリ…

ビル・エヴァンス『Bill Evans at Town Hall Volume One』

先週聴いた『I Will Say Goodbye』は本当に美しくてその後も何度も聴いていますが、そこから11年遡ってこちらは66年にニューヨークのタウンホールで行われた公演を記録した作品。Vol.1とタイトルにありますが、Vol.2が存在しないという作品です。 ベースはチ…

ラヴ・コミッティー『Love Committee』

こちらは山下達郎のサンデーソングブックで紹介されたスウィート・ソウル特集がきっかけで入手したタイトル。1980年リリースのラヴ・コミッティー2ndです。紹介された曲は「I Wanna Make Love To You」という楽曲。 全体的に音が温かい感じがしました。ジャ…

ビル・エヴァンス『I Will Say Goodbye』

晩年のビル・エヴァンスの作品の中でもこの作品と次の『You Must Believe in Spring』はとても良い作品だといわれていましたので、まずはこちらを聴いてみました。77年の作品。 非常に美しいし、強い音がしていますね。最近になってもこれまで入手してきたビ…

ロジャー・ジョセフ・マニングJr.『Glamping』

昨日聴いたリケリッシュ・カルテットを検索していたら、ロジャー・マニングのEPが2018年に出ていたことを知りました。最近は海外アーティストの国内盤がなかなかリリースされなくなったので、発売されたことすら見逃していましたが、やはりここは聴かねばと…

リケリッシュ・カルテット『Threesome Vol.2』

ロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニアを中心とした後期ジェリーフィッシュの3人が再集結したリケリッシュ・カルテットの2作目のEPが出ていました。リリースされたことを知りませんでしたので、早速入手して聴いてみました。 ドPopですね。Vol.1の方も充分…

スティーリー・ダン『Aja VS The Scam』disc 2

2枚目は『The Royal Scam』再現の後半から始まります。ここでも夢のような演奏が繰り広げられますが、一連のアルバム再現が終了した後に、様々な時期の楽曲が演奏されていきます。実はそこが楽しい。 とにかく二人がよく喋る。ドナルド・フェイゲンは曲間にM…

スティーリー・ダン『Aja VS The Scam』disc 1

スティーリー・ダンの2009年のボストンでのライブを収録したタイトルがリリースされました。この頃のライブはアルバム全曲を演奏したもので、ここでは『Aja』と『The Royal Scam』が再現されています。これは素晴らしい。 先日聴いた90年代のライブもとても…

矢野顕子『TWILIGHT 〜the "LIVE" best of Akiko Yano〜』

90年代の矢野顕子、今度はライブ映像のベスト盤です。2000年リリースのDVDですが、こちらは以前にCDの方を聴いていました。96年から99年のさとがえるコンサートから選別されたもので、ベースにアンソニー・ジャクソン、ドラムにクリフ・アーモンドという布陣…

マイルス・デイヴィス『Milestones』

昨日古本で入手した『ハード・バップ』という本を読んでいますが、リー・モーガンが銃で撃たれて亡くなった話とか、クリフォード・ブラウンは至極健全な人だった、みたいな話が出てきて、後追いで聴いている身としては目から鱗が落ちるようでした。50年代に…