矢野顕子
78年リリースの3rd。想像していた以上にモダンなアルバムでした。 ニューヨークのミュージシャンと共に作り上げられた作品で、演奏はバッチリ。そこに松武秀樹とユートピアのロジャー・パウエルの音響効果が加わるという豪華な布陣となっています。 初期の矢…
77年リリースの矢野顕子2nd。初期の矢野顕子は1stの『ジャパニーズ・ガール』から79年の『東京は夜の7時』まで飛んでしまっていたので、今回はミッシングリンクを埋める形になります。 初期の作品は和風なテイストが漂っていることに若干の抵抗があったんで…
90年代の矢野顕子を再評価するシリーズも段々残り僅かになってきました。こちらは94年リリース作品。全面ニューヨークのミュージシャンとの演奏となっています。このプロフェッショナル具合が90年代の真骨頂。 最も素晴らしいのはやはりユニコーンの「すばら…
2011年にリリースされた矢野顕子とレイ・ハラカミのユニットによる2ndにして最終作。発売当時はスルーしていましたが今回やっと手に取りました。 1stが圧倒的なクオリティでしたので、この2ndが霞んでしまっていましたが、どうしてどうしてちゃんとカッコい…
2枚目。音質の改善は今後聴き返す機会を増やしてくれそうです。前回との違いはボーナストラックでアムステルダムの音源が入っていることですが、こちらの音質も言われるほど悪くはありません。とにかく前回が粗悪だった、ということでしょう。 ジャパンの場…
90年代の矢野顕子、今度はライブ映像のベスト盤です。2000年リリースのDVDですが、こちらは以前にCDの方を聴いていました。96年から99年のさとがえるコンサートから選別されたもので、ベースにアンソニー・ジャクソン、ドラムにクリフ・アーモンドという布陣…
90年代の矢野顕子を再発見する試み。少し遡って93年リリースの作品にたどり着きました。 90年代の矢野顕子の魅力はニューヨーク移住後のアメリカ東海岸のセッション・ミュージシャンを起用したハイレベルな演奏と、『Super Folk Song』に代表されるようなピ…
90年代の矢野顕子を再発見する。前回の『Go Girl』に続いてこちらは97年のリリース作品です。とても良い作品でした。 この時期の最大の魅力はニューヨーク勢をゲストに迎えたプロフェッショナルな演奏家を携えて走るクオリティのすこぶる高い演奏にあると思…
90年代の矢野顕子というのはニューヨーク移住後のセッション・ミュージシャンとの作品が中心となっていて、正直余り手が伸びませんでした。しかし2000年にリリースされたライブのベスト盤『TWILIGHT』は以前に入手して聴いていました。確かラジオかなんかで…
後半は多彩なゲストが登場します。まずは解散コンサートの際にゲスト・ギタリストとしてツアーに同行した土屋昌巳。そしてデヴィッド・シルヴィアンと坂本龍一の共作シングル曲「Bamboo Music」を演奏する際には坂本龍一と矢野顕子。更に坂本龍一提供曲の「T…
矢野顕子のリスナーとしても自分は不真面目な方なんですが、この2010年の作品もやっと手にして聴きました。何と既に発売から8年も経っているんですね。驚きです。 そうした時間の経過を全く感じさせない時空を軽く超えた作品に仕上がっていますが、こうした…
矢野顕子のグラノーラツアーを収録したこのライブアルバムは、高橋幸宏が再発時にラジオで「とってもいい音」と話していたのをずっと覚えていました。 メンバーは坂本龍一、高橋幸宏から始まって大村憲司や小原礼までいる豪華な面子。実際ラジオでかかったの…
ここ最近上原ひろみと一緒にプロモーションに励んでいる矢野顕子の92年リリース作品。活動40周年でボックスセットが出たり、まさに本作を録音した現場を撮影した映画がリバイバル上映されたりと、ここ最近の露出はとても多いですが、先日の忌野清志郎の命日…
今年も行ってきました。夢の島では最後の開催ということで、若干今後の不安を憂慮しつつの参加です。正直なところ、初期よりは大分混雑も控えめになってきている気がするので、快適さは増しましたが、果たしていつまで継続できるのか、という不安がよぎりま…
確かテクノポリス2001だったと思いますが、ピーター・バラカンと矢野顕子のラジオ番組が復活した際の録音がネットに上がっていて、その中で丁度この作品の発売時だったこともあり、何曲か紹介されていたのを聴いてずっと中古屋で探していました、先日GW後の…
電子音楽とのセッション。 しばらく音飛びが続いて調子が悪かったCDプレーヤーを騙し騙し使っていましたが、遂に昨日買い替えました。安物ではありますが、これがなかなかに音が良く、昨日は大分多くの作品を聴き返しました。新しいものというのはそれだけで…
結局皆勤賞となってしまった。 YMO不在のため当初は行く予定じゃなかった今回のWORLD HAPPINESSですが、急遽娘と一緒に行くことになってしまいました。でも結果オーライ。YMOも結局出てましたし、意外と粒揃いの一日で楽しめました。とはいえ暑かった!年々…
79年リリースのライブ盤。先日聴いた『ごはんができたよ』の前作にあたり、『イエロー・マジック・オーケストラ』と『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』の間に位置するアルバムでもあります。YMOメンバーや山下達郎、吉田美奈子という豪華メンツが揃った…
80年リリースのこのアルバムもずっと聴かずに過ごしてきました。今更気付きましたが2枚組だったんですね。74分というボリュームで迫ってくる音はとても勢いがあります。これを全盛期と呼ばずしてどう表現すればいいのか。音は薄めではありますが緩急つけた展…
急逝してしまったレイ・ハラカミと矢野顕子によるユニットの07年リリース1st。これもレンタルで借りていたが、中古屋で入手した。先頃2ndが出て、これもまたよさそうなんだが、1stも持ってないのに買うのもどうかな、と思いまずは1stから。折に触れiPodで聴…
84年リリースの9作目。矢野顕子の復習は昨年末から断続的に続いているが、最近初期作品のリマスター等も出て中古市場も潤ってきた。もう少し手を伸ばしたいところだがyanokamiもあるし上原ひろみとの共作も出ているので金銭的に一筋縄ではいかなそうだ・・。…
5年飛んで87年リリースの矢野顕子解散前作品。細野晴臣のカバーが立て続けに収録されている。テイストは一気にフュージョン風に変わった。安定し切った演奏と成熟のアレンジ。5年の間にこうも変わるか。『花のように』『自転車でおいで』といったCMタイアッ…
82年リリース。これだけはアナログで持っていた。確か当時写真集とレコードを別売りにしていて、レコードの方だけ1800円で買ったような記憶がある。中学生だったのでとても助かった。昨日中2の息子と一緒にレンタルCD屋のカードを作りにいったが、そのとき借…
続いて91年リリースのニューヨーク移住後作品。これは当時のツアーを録画して見ていた。『BAKABON』の大村憲司のギターのカッコいいこと。渋過ぎる。何度も繰り返し見たなあ。 www.youtube.com 『釣りに行こう』も入ってますね。宮沢和史とのシングルだった…
矢野顕子も熱心なリスナーではなく、オリジナル・アルバムで持っていたのは『愛がなくちゃね』と『ただいま』くらいだった。母性が邪魔だった訳だが、その内CKBと一緒に揃えていこうと考えていた矢先のニューイヤーセールということで。86年リリース。 思っ…
昨年リリースされた矢野顕子の新作はT・ボーン・バーネットのプロデュースでいいだろうことは分かっていたが、いつも矢野顕子の作品には手が出にくい。怒濤の再発があればまとめて買いそうなもんだが、いつもタイミングを逃してきたので、結局1stと『愛がな…
30年時を遡って76年リリースの矢野顕子ファースト。中古で見つけてperfumeと同時に購入した。恥ずかしながら初聴。 前半はAMERICAN SIDEと銘打って鈴木茂に次ぐリトル・フィートとの共演。デビューからしてやることが伝説的だが、まったく引けをとらずにむし…
これも躊躇していたタイトル。もの凄くいいじゃないですか! 細野晴臣トリビュートで『恋は桃色』を耳にしてはいたが、『気球にのって』『David』といったセルフカバーも結構やっていて、これが素晴らしい。レイ・ハラカミのアレンジによる矢野顕子のアルバ…
もうひとつ。スペースシャワーで矢野顕子と上原ひろみのピアノセッションをやっていて、録画して見たんですが、これもまた凄い。特に、上原ひろみという人、何者なんでしょう。すさまじいテクニックです。非常にエモーショナルなピアノを弾く方で、かなり震…