矢野顕子

矢野顕子『ウェルカム・バック』

育児休業後、あっという間に復帰して89年にリリースした作品。実は聴くのは今回が初めてです。パット・メセニーの印象が強いのかと思っていましたが、一緒に演奏している曲はほんの数曲で、意外とバリエーションに富んだ作品でした。打ち込みの楽曲もある。 …

矢野顕子『グラノーラ』

この前のアルバム『峠の我が家』のリマスター再発盤が入手困難で手に入らないので、1作飛ばして87年リリースの育児休業前の作品に移ります。 ジャケットやタイトルのイメージからオーガニックな印象を持ちがちですが、実は結構バキバキの音が鳴っていて、打…

矢野顕子『オーエス オーエス』

次に矢野顕子は西海岸に飛びました。ここで想起されるのは1stの『JAPANESE GIRL』ですが、同じ面と異なる面があります。 作品中のピークはA面ラストのランディ・ニューマンのカバー曲「SIMON SMITH AND THE AMAZING DANCING BEAR」とB面1曲目の「ラーメンた…

矢野顕子『愛がなくちゃね』

前作の『ただいま』がYMO『BGM』の変装形だとしたら、本作はジャパンの『錻力の太鼓』の変装形となります。この事実にやっと気付きました。 本作は矢野顕子の作品の中で唯一アナログで持っていたアルバムですが、82年のリリース当時はレコードと写真集が別売…

矢野顕子『ただいま』

80年代の矢野顕子を聴き返してみることにしました。かつてパートナーだった坂本龍一と本格的にタッグを組んでいたのは実は80年代のみであり、その前後はフェードイン、フェードアウトだということに改めて気付かされます。 この『ただいま』という作品は81年…

『矢野顕子+TIN PAN PARTⅡ さとがえるコンサート』disc 2

しばらく前の細野晴臣のラジオで鈴木茂がゲスト出演した際に、はっぴいえんど時代の大滝詠一未発表曲が見つかったので、今年再結成してニューアルバムを発表しよう、という驚きの構想が明らかになりました。 実現したら素晴らしいことですが、この10年前の矢…

『矢野顕子+TIN PAN PARTⅡ さとがえるコンサート』disc 1

公言通り翌年にも開催された矢野顕子とTIN PANによるさとがえるコンサート。2015年の公演ですので、既に10年前のことになります。こちらもBSで放送された映像を観ていたので初めてではないですが、やはり音として聴いても素晴らしい。この余裕がいいんですね…

矢野顕子+TIN PAN『さとがえるコンサート』Blu-ray

映像版の方は以前にWOWOWで放送されたものを録画して観ていたので初見ではないですが、改めて観てみると大変に楽しめました。映像版の方にはMCが入っているのでより一層楽しい。矢野顕子の楽しいトークが存分に楽しめます。そもそもがおしゃべりと演奏が地続…

矢野顕子+TIN PAN『さとがえるコンサート』disc 2

2枚目も絶好調ですが、1枚目と一緒で実は一番光っているのは鈴木茂の曲のような気がします。ここでは、はっぴいえんどの「氷雨月のスケッチ」を演奏していますが、イントロのギターが鳴った途端に70年代に引き込まれるような不思議な魔力を持っていて、それ…

矢野顕子+TIN PAN『さとがえるコンサート』disc 1

2014年に行われた矢野顕子とTIN PANのライブ盤第一弾。このコンサートはBSでも放送されたので録画して観ていましたが、発売当時に会社の先輩から強くお勧めされていたので、いつかは聴かねばと思っていました。少し単価が高かったので、発売された2015年には…

矢野顕子『ト・キ・メ・キ』

78年リリースの3rd。想像していた以上にモダンなアルバムでした。 ニューヨークのミュージシャンと共に作り上げられた作品で、演奏はバッチリ。そこに松武秀樹とユートピアのロジャー・パウエルの音響効果が加わるという豪華な布陣となっています。 初期の矢…

矢野顕子『いろはにこんぺいとう』

77年リリースの矢野顕子2nd。初期の矢野顕子は1stの『ジャパニーズ・ガール』から79年の『東京は夜の7時』まで飛んでしまっていたので、今回はミッシングリンクを埋める形になります。 初期の作品は和風なテイストが漂っていることに若干の抵抗があったんで…

矢野顕子『ELEPHANT HOTEL』

90年代の矢野顕子を再評価するシリーズも段々残り僅かになってきました。こちらは94年リリース作品。全面ニューヨークのミュージシャンとの演奏となっています。このプロフェッショナル具合が90年代の真骨頂。 最も素晴らしいのはやはりユニコーンの「すばら…

yanokami『遠くは近い』

2011年にリリースされた矢野顕子とレイ・ハラカミのユニットによる2ndにして最終作。発売当時はスルーしていましたが今回やっと手に取りました。 1stが圧倒的なクオリティでしたので、この2ndが霞んでしまっていましたが、どうしてどうしてちゃんとカッコい…

ジャパン『Live At The Budokan 1982』disc 2

2枚目。音質の改善は今後聴き返す機会を増やしてくれそうです。前回との違いはボーナストラックでアムステルダムの音源が入っていることですが、こちらの音質も言われるほど悪くはありません。とにかく前回が粗悪だった、ということでしょう。 ジャパンの場…

矢野顕子『TWILIGHT 〜the "LIVE" best of Akiko Yano〜』

90年代の矢野顕子、今度はライブ映像のベスト盤です。2000年リリースのDVDですが、こちらは以前にCDの方を聴いていました。96年から99年のさとがえるコンサートから選別されたもので、ベースにアンソニー・ジャクソン、ドラムにクリフ・アーモンドという布陣…

矢野顕子『Love Is Here』

90年代の矢野顕子を再発見する試み。少し遡って93年リリースの作品にたどり着きました。 90年代の矢野顕子の魅力はニューヨーク移住後のアメリカ東海岸のセッション・ミュージシャンを起用したハイレベルな演奏と、『Super Folk Song』に代表されるようなピ…

矢野顕子『OUI OUI』

90年代の矢野顕子を再発見する。前回の『Go Girl』に続いてこちらは97年のリリース作品です。とても良い作品でした。 この時期の最大の魅力はニューヨーク勢をゲストに迎えたプロフェッショナルな演奏家を携えて走るクオリティのすこぶる高い演奏にあると思…

矢野顕子『GO GIRL』

90年代の矢野顕子というのはニューヨーク移住後のセッション・ミュージシャンとの作品が中心となっていて、正直余り手が伸びませんでした。しかし2000年にリリースされたライブのベスト盤『TWILIGHT』は以前に入手して聴いていました。確かラジオかなんかで…

ジャパン『Live From The Budokan Tokyo FM, 1982』disc 2

後半は多彩なゲストが登場します。まずは解散コンサートの際にゲスト・ギタリストとしてツアーに同行した土屋昌巳。そしてデヴィッド・シルヴィアンと坂本龍一の共作シングル曲「Bamboo Music」を演奏する際には坂本龍一と矢野顕子。更に坂本龍一提供曲の「T…

矢野顕子『音楽堂』

矢野顕子のリスナーとしても自分は不真面目な方なんですが、この2010年の作品もやっと手にして聴きました。何と既に発売から8年も経っているんですね。驚きです。 そうした時間の経過を全く感じさせない時空を軽く超えた作品に仕上がっていますが、こうした…

矢野顕子『good evening tokyo』

矢野顕子のグラノーラツアーを収録したこのライブアルバムは、高橋幸宏が再発時にラジオで「とってもいい音」と話していたのをずっと覚えていました。 メンバーは坂本龍一、高橋幸宏から始まって大村憲司や小原礼までいる豪華な面子。実際ラジオでかかったの…

矢野顕子『Super Folk Song』

ここ最近上原ひろみと一緒にプロモーションに励んでいる矢野顕子の92年リリース作品。活動40周年でボックスセットが出たり、まさに本作を録音した現場を撮影した映画がリバイバル上映されたりと、ここ最近の露出はとても多いですが、先日の忌野清志郎の命日…

WORLD HAPPINESS 2016

今年も行ってきました。夢の島では最後の開催ということで、若干今後の不安を憂慮しつつの参加です。正直なところ、初期よりは大分混雑も控えめになってきている気がするので、快適さは増しましたが、果たしていつまで継続できるのか、という不安がよぎりま…

矢野顕子『Twilight』

確かテクノポリス2001だったと思いますが、ピーター・バラカンと矢野顕子のラジオ番組が復活した際の録音がネットに上がっていて、その中で丁度この作品の発売時だったこともあり、何曲か紹介されていたのを聴いてずっと中古屋で探していました、先日GW後の…

矢野顕子『飛ばしていくよ』

電子音楽とのセッション。 しばらく音飛びが続いて調子が悪かったCDプレーヤーを騙し騙し使っていましたが、遂に昨日買い替えました。安物ではありますが、これがなかなかに音が良く、昨日は大分多くの作品を聴き返しました。新しいものというのはそれだけで…

WORLD HAPPINESS 2013

結局皆勤賞となってしまった。 YMO不在のため当初は行く予定じゃなかった今回のWORLD HAPPINESSですが、急遽娘と一緒に行くことになってしまいました。でも結果オーライ。YMOも結局出てましたし、意外と粒揃いの一日で楽しめました。とはいえ暑かった!年々…

矢野顕子『東京は夜の7時』

79年リリースのライブ盤。先日聴いた『ごはんができたよ』の前作にあたり、『イエロー・マジック・オーケストラ』と『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』の間に位置するアルバムでもあります。YMOメンバーや山下達郎、吉田美奈子という豪華メンツが揃った…

矢野顕子『ごはんができたよ』

80年リリースのこのアルバムもずっと聴かずに過ごしてきました。今更気付きましたが2枚組だったんですね。74分というボリュームで迫ってくる音はとても勢いがあります。これを全盛期と呼ばずしてどう表現すればいいのか。音は薄めではありますが緩急つけた展…

yanokami『yanokami』

急逝してしまったレイ・ハラカミと矢野顕子によるユニットの07年リリース1st。これもレンタルで借りていたが、中古屋で入手した。先頃2ndが出て、これもまたよさそうなんだが、1stも持ってないのに買うのもどうかな、と思いまずは1stから。折に触れiPodで聴…