George Harrison

ジョージ・ハリスン『Early Takes Volume 1』

以前間違えてベスト盤の方を買ってしまいましたが、欲しかったのはこれ。ラジオ番組で「All Things Must Pass」のデモ・バージョンを聴いてノックアウトされました。デモやアーリー・テイクを集めた作品ですが、とてもいいアルバムです。 3枚組の大作『All T…

ジョージ・ハリスン『Let It Roll』

バラカン・ビートでかかったジョージ・ハリスンの曲を探して手にとった一枚ですが、間違ってしまいました。本当はジョージの映画が公開された際に出た未発表曲を集めた作品を手にするはずだったのが、09年にリリースされたこのオールタイムベスト盤を買って…

ジョージ・ハリスン『Somewhere in England』

年明けはジョージ・ハリスンになりました。先日聴いた一連のダークホースイヤーズの内、唯一入手できていなかった81年作品。恐らくはジョン・レノンへの追悼曲「過ぎ去りし日々」が収録されているのが目玉になっているのでしょうが、実際には散漫な印象の作…

ジョージ・ハリスン『Gone Troppo』

ジョン・レノンの死後、悲しみを癒すために休暇をとり、その充電効果で明るくなって発表された作品とのこと。地味でかつふざけた感じなのかと思っていましたが、聴いてみると意外とまともで、こんなところにも弾け切れないジョージ・ハリスンの生真面目な側…

ジョージ・ハリスン『慈愛の輝き』

昨日、久しぶりにジョージの伝記映画『リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』を観ましたが、やはりラストのリンゴ・スターのコメントには涙腺が緩んでしまいました。本当に魅力的な人だったんですね、ジョージ・ハリスンという人は。 本作はダークホ…

ジョージ・ハリスン『33 1/3』

ダークホース期のジョージ・ハリスンは思いっ切り地味なのかと思っていましたが、本作を聴いた限りではそんなことはなく、とてもコンパクトで力強いサウンドを聴かせてくれています。 時期的には離婚があったり「マイ・スウィート・ロード」の訴訟問題があっ…

ジョージ・ハリスン『Living In The Material World』

以前TVで観たジョージのドキュメンタリー映画を改めてDVDで購入して観ました。印象に残っていたので手元に置いておきたいと思っていたのです。3時間近い作品ですが、休み休み観てやっと今見終えました。 一番強烈なのはやはりフィル・スペクターの映像です。…

ジョージ・ハリスン『ジョージ・ハリスン帝国』

ラスト。75年リリース。これは思った以上に良かった。 『Living In The Material World』でジョージは終わったのかと思っていましたが、案外と本作はいい意味でAOR風味が効いていていい作品でした。デヴィッド・フォスターが参加しているというのもひとつの…

ジョージ・ハリスン『Dark Horse』

ジョージ・ハリスンの場合、時々カチッとピントが合う瞬間があって、今回の場合は「Far East Man」にとどめを刺すと思います。この曲はロン・ウッドとの共作ということもあるでしょうが、この何とも哀愁に満ちた旋律にはやはり持ってかれてしまう。魅力的な…

ジョージ・ハリスン『Living In The Material World』

73年リリース。第一印象はとても地味でした。 通して1時間弱なんですが、最近耳が持たないのでアナログよろしくA面で一回休んで聴いてみました。前半は地味な印象で、やはりフィル・スペクターの不在は大きいな、と感じていたんですが、後半で盛り返してきま…

ジョージ・ハリスン『All Things Must Pass』disc 2

YMO解散後に坂本龍一がリリースした『音楽図鑑』を聴いた時に感じた満腹感。もしかしたらこの『All Things Must Pass』がリリースされた時もビートルズファンは同じような感覚を抱いていたんじゃないでしょうか。とにかく3枚組で充実していてお腹一杯。当時…

ジョージ・ハリスン『All Things Must Pass』disc 1

元々ジョージ・ハリスンはこのアルバムだけ持っていればOKだと思っていましたが、以前買い直したリマスター盤はジャケットにも色がついてしまって、少しだけ風合いが落ちたように感じていました。やっぱりモノクロじゃなくっちゃね。ということで今回の再発…

ジョージ・ハリスン『電子音楽の世界』

想像通り、拷問のような42分間でした。 69年にAppleの実験音楽レーベルZappleからリリースされた本作は、ジョージ・ハリスンが当時まだ新しかったシンセサイザーと遊興に及んだ作品です。まだクラフトワークもYMOもいなかった60年代末に、こうした実験的な音…

ジョージ・ハリスン『The Apple Years 1968-1975』『不思議の壁』

ジョージ・ハリスンはEveryday Musicで特集されて以降、どこかできちんと聴き直さねばと思っていました。そこへタイミングよく飛び込んで来たアップル時代のタイトルのボックス化のニュース。少し躊躇しましたが、HMVのポイントが使えたので思い切って注文。…

ジョージ・ハリスン『Cloud Nine』

高橋幸宏のEveryday Musicでジョージ・ハリスン特集をやった際に、結構このアルバムから選曲されていたのでしばらく狙っていましたが、やっと手にしました。ジョージ・ハリスンは『All Things Must Pass』だけで充分だと思っていたので他のアルバムは一切持…

ジョージ・ハリスン 「オール・シングス・マスト・パス」

細野晴臣や高橋幸宏も大好きなジョージ・ハリスン。ファンカデリックと一緒に中古屋でニュー・センチュリー・エディションを発見。安かったので購入した。以前ツタヤで借りて聴いてはいたが、オリジナルを持っているのでいいか、と思っていた。でもやっぱり…