2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

アイズレー・ブラザーズ『3+3』

さて、ここからが絶頂期。正式に6人のメンバー構成となって、CBS/エピックをバックにつけての、まさに脂の乗り切った73年リリースの名盤。シングルカットされた『That Lady』も大ヒットしたそうだ。 どの曲も隙がないが、とりわけ有名なのはシュガーベイブ…

大貫妙子『SUNSHOWER』

先日『UTAU』を聴いたが、あちらが坂本龍一との最新作だとすれば、こちらはその最初期。坂本龍一全面アレンジの77年作2nd。以前持っていてリマスター発売と共に売ってしまっていたが、肝心のリマスター盤を買えずにいた。と思ったらオークションで未開封品が…

ステレオラブ『Not Music』

活動休止していたはずのステレオラブから新作が届いた。前作でかなり曲を作りためていたようで、今回はその姉妹作のような趣。質感もあまり変わらない。しかしとりあえず目出たい。活動続けて欲しいなあ。 前作『ケミカル・コーズ』で70のリズム・パターンを…

東京スカパラダイスオーケストラ『Goldfingers』

スカパラは田島貴男とのシングル『めくれたオレンジ』しか持ってないが、今回のミニアルバムのリードトラック『水琴窟』をFMで聴いて思わず手に取った。それは上原ひろみだ。 この人の存在は以前の矢野顕子とのコラボレーションで知ったが、暴力的なまでのピ…

大貫妙子&坂本龍一『UTAU』

ピアノとボーカルのみで綴った綺麗な新作。既存曲に歌詞をつけたものを中心に過去の曲も含めて歌われる世界観は孤高のもの。 『koko』に歌詞をつけた『3びきのくま』や童謡の『赤とんぼ』なんかが意外によかったが、大貫妙子自身も楽しんだという新曲『a li…

アイズレー・ブラザーズ『Brother, Brother, Brother』

72年リリース作の買い直し。思えば中古盤で買ったのが去年。その前もアナログを購入したので、これが3回目の購入ということになる。まあしかしこれで最後でしょう。それにしてもいいアルバムだ。 キャロル・キングのカバーで始まるが、この曲自体、マーヴィ…

アイズレー・ブラザーズ『Givin' It Back』

71年リリースのこのアルバムから買い直しになる。こちらは全面カバーのアルバムで、ニール・ヤングから始まって、ジミ・ヘンドリックス、ジェームス・テイラー、ウォー、スティーヴン・スティルスからボブ・ディランまで、とソウルとは思えないカバーが続く…

アイズレー・ブラザーズ『Get Into Something』

T-Neck 3作目、70年リリース。いよいよ正式に6人体制となり、演奏にタイトさとうねりが出てきている。ファンキーなナンバーにそれは顕著だが、メロウの先駆けのような曲もあり、単純に楽しい。この後のアルバム『Givin' It Back』から持ってはいたので、そこ…

アイズレー・ブラザーズ『The Brothers: ISLEY』

69年リリース移籍2作目。69年は2枚も立て続けにアルバムを出している。このアルバムから後に続く兄弟が揃って6人体制となるようで、とても目出たい。 後の作品にあるようなメロウさがまだ全体に出ていなくて、グルーヴィーに押してくる感じ。元々ロック色も…

アイズレー・ブラザーズ『It's Our Thing』

祝!アイズレー再発。全部買うぞ! ということで69年リリースのモータウン離脱後1作目。真骨頂は『3+3』からかな、と思っていたので最初は躊躇したが、You Tubeで『It's Your Thing』を聴いて安心した。いいじゃない、既に。 とはいえ、まだ色々なタイプ…

コーネリアス『ファンタズマ』

97年リリースの3rdアルバムが、砂原良徳のリマスターで再発された。ある意味必然の二人の組み合わせに期待を膨らませて聴きました。 「何故、今?」の問いには「『2010』という曲が入っているから」というような回答。二人の対談が雑誌に掲載されているが、…