ビル・エヴァンス・トリオ、64年のライブ作品。これもまたいい。本当にハズレがないミュージシャンです。
ベースはチャック・イスラエル、ドラムはラリー・バンカーということで、この編成での演奏も結構いいですね。先日聴いた『Trio '65』もそうでしたが、購入後によく聴いている『At Shelly's Manne Hole』もこのメンバーなので、当然と言えば当然。
演奏曲もお馴染みのものが多いですが、比較的ゆっくりとしたペースで演奏されているので味がある聴き心地となっています。演奏の奥行きが感じられる。
加えてやっぱりビル・エヴァンス・トリオの演奏はリズムの取り方が独特のように感じます。曲の解釈が非常に洒落ているのはピアノのフレーズだけではなく、リズムの構築具合にもよるところが大きいのではないかと改めて感じました。