82年リリース。これはもう絶好調のアルバムですね。当時の仲間達と作り上げた余裕の楽曲群に海外録音でブレッカー・ブラザーズや先日亡くなったデヴィッド・サンボーンのホーン陣を重ねて仕上げた極上品で、実はこのアルバムがピークなのでは?と思わずにはいられない強烈にいいアルバムでした。
「ファンクの女王」と呼ぶには洗練され過ぎていて、むしろ山下達郎の女性版といった趣。この作品群が再評価されないのはおかしい、というよりされているんでしょうがまだまだ足りないような気がします。もっとメジャーになってもいいクオリティで一気通貫されている。
バラードも結構目立ちますが、それもウェットじゃなくて染み入る音に乾いた音像、加えてホーンやストリングスが絶妙に彩りを添える素晴らしいバランスの楽曲群です。これはいいものを聴きました。