『Cosmic Slop』

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買い直しなので今年2回目のレビューとなってしまったが、これはいいアルバム。73年リリースなので、パーラメントファンカデリックで使い分けていく直前の作品となる。そのためパーラメント色が比較的強い感覚。

オンエアを狙ったというジョージ・クリントンの志向も反映されて音はポップ度が増し、難解さはどこへやら。曲も比較的コンパクトだし、ジャケットのインパクトと合わせてまさに絶頂期直前の雰囲気だ。前回も書いたが1曲目の『Nappy Dugout』で既にノックアウトで、2曲目の『Do That Stuff』原曲で降参。ギターの音は比較的控えめで、ロック色よりもむしろファンク度が強い。

B面にいくとタイトル曲では左右でギターが鳴り続けているが、左程全面には出てこない。それよりもねちっこいボーカルの方が耳に残る。でもB面の方が多少バリエーションがあるかな。いずれにしても前作から更に音の抜けがよくなって、聴きやすい。重くない。ギターのリフだけでもってくような曲もあって、ファンカデリックらしさは後半に顕著なように思う。『Trash a Go Go』なんてすぐ終わっちゃって勿体ない。ラストの『Can't Stand the Strain』なんかにもあるボーカルの歌い回しがスライ直系で、そのあたりが目立つのもポイント。

それにしてもこのアルバムから先のジャケットは気色悪くて見ごたえがある。ファンカデリックはやっぱり紙ジャケを待ってしまいました。目出たい!