クラフトワーク『The Mix』


新年の一発目はクラフトワークから始まりました。このリメイク集は当時買い逃していた作品で、30年以上の時を経て手にしたことになります。91年のリリース。

 

クラフトワークはその後も機を見て何度も復活し、過去の楽曲をアップデートして世の中に届けてくれていますが、驚くべきはそのファンの多さで、ここ日本でも多くの人が来日すれば駆けつける。テクノという音楽形態はなぜにこんなに人を惹きつけるのでしょうか。

 

当時手を伸ばさなかったのは端的に新作ではないから、という理由でしたが、これはもう新作扱いですね。確かに楽曲はリメイクですが、音の印象は結構異なります。特に中盤の「Autobahn」や「Radioactivity」といった初期の楽曲はとてもグルーヴィーに蘇っていて、その後の復活時のサウンドに近づいてきています。

 

また聴こうとはすぐには思わないですが、折に触れて手にしてしまう。クラフトワークはそんな存在です。