2011年にリリースされたテデスキ・トラックス・バンドの1st。随分前に2ndを聴きましたが、久しぶりに手に取りました。
恐らくは冒頭の「Come See About Me」をラジオで耳にしてウォント・リストに入れていたんだと思います。サブスクを使う前は気になった曲の収録アルバムを調べてメモしていたので楽曲を忘れてしまうんですが、聴いた感触がリトル・フィートっぽかったので恐らく正しいと思います。スーザン・テデスキのハスキーなボーカルもいい。
「Learn How To Love」もいいですね。この2曲に共通するのは印象的なリフの存在なんですが、恐らくは全体をリードしている作者が共通しているんでしょう。クレジットからは読み取れませんでしたが・・。
ただ、このバンドもオールマン・ブラザーズもそうですが、自分にはちょっと音楽が整い過ぎていて、少し飽きがきてしまうのが難点です。いいんですが綺麗すぎるので耳を通り過ぎてしまう。クラプトンに興味が出ないのもこの辺りなんですよね。これは個人の好みなので音楽の良し悪しとは別問題です。
この作品も一部の曲での雰囲気やリフの感じ、少し凝った旋律などに魅力を感じましたが、全体的にはやはり優等生的に映ってしまいました。第一印象なので聴き込むと変わる可能性もありますし、寝かせると変わることもあります。自分の耳が時間の経過や時代の流れで変わることもありますので、ここはそれを待つことにしようと思います。