デレク・トラックス・バンド『Songlines』

ここ最近、またテデスキ・トラックス・バンドを引っ張り出して聴いたりしていましたが、こちらはそうなる前の2006年にリリースされたデレク・トラックス・バンドの作品。これもウォント・リストに引っ掛かっていました。

 

例によってどの曲が引っ掛かったのかが思い出せないんですが、テデスキ・トラックス・バンドといい、これといい、何故こうしたルーツ・ロック系に嗜好がいくのかを考えながら聴いていました。その理由は恐らくグルーヴにあると思います。

 

クラプトンやオールマン・ブラザーズ・バンドなどを全然聴かないので、そういったルーツ系が好みなのではない。むしろ、リトル・フィートスティーヴ・ウィンウッドに感じるグルーヴに惹かれているんだと思います。デレク・トラックスにはそれがある。

 

加えてギターの名手という点もやっぱり外せません。デレク・トラックスの弾くギターの音はまるで誰かに話しかけているかのように饒舌で、物凄く粘っこく耳に張り付いてきます。この説得力はやはり凄い。

 

ややもすると綺麗になってしまう音楽をグルーヴとギターで彩っているのがポイントなんだなあ、と今回実感しました。