ソニー・スティット『Sonny Stitt Sits In With The Oscar Peterson Trio』


59年録音のこちらの作品もウォント・リストにずっと入ったまま聴けずにいたものを配信で聴いています。これはなかなか凄い。やっぱりオスカー・ピーターソンが凄いですね。

 

ビル・エヴァンス同様、オスカー・ピーターソンにもブレイク前のちょっとしたフレーズが閃きに溢れている瞬間があって魅せられてしまいますが、やっぱりとにかくよく弾くのが凄い。

 

2曲目の「Au Privave」ではソニー・スティットがサックスを吹いている裏でもずっと何か弾いていて、まるでマグマのようです。躍動感が凄い。ソロでも弾くんですが、それ以外でのリズムを刻むピアノでもどんどん弾いている。

 

ソニー・スティットは映画『真夏の夜のジャズ』でも共演のギター奏者、サル・サルヴァドールに目と耳を奪われてしまいましたが、こちらでもオスカー・ピーターソンの方に耳がいってしまいました。とてもいい音を鳴らしているんですが・・。