ボビー・チャールズ『Timeless』


ボビー・チャールズの2010年に発表された遺作。こちらもウォント・リストにずっと入っていましたが、なかなか目にする機会がなく今回配信で聴くことにしました。しかし、これは相当いい作品ですね。

 

ボビー・チャールズといえば「Small Town Talk」ということで1stの『Bobby Charles』は折に触れてよく聴いていましたが、ラストの作品がここまで良かったとは・・。これは配信で聴いているだけではちょっと勿体無いなあ。聴きながらSpotifyのプレイリストに5曲も入れてしまいました。

 

プロデュースがドクター・ジョンというところも大きい。随所に出てくるニュー・オーリンズのピアノはもうそれだけでグッと来ますが、全体的にもアレンジが素晴らしいと思います。デレク・トラックスが間奏でギター・ソロを演奏する場面なんかもあって、とても充実感のある音楽でした。

 

朴訥としていながらも非常に快適で、かつ演奏も渋くてカッコいい。これはちゃんと買った方がいいかな、というアルバムです。