ヴルフペック『Thrill of The Arts』


ずっと聴きたかったヴルフペックを固め聴きしたいと思います。まずは2015年リリースの1st。

 

様々なラジオ番組で曲を耳にしたのがきっかけですが、その中でも本作収録の「Christmas in L.A.」はとてもインパクトがありました。MVも可愛くて最高でしたが、このイメージでいくと肩透かしを食らいます。


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基本的にはこのバンドはインストが基本なんですね。まずはそこを知りませんでした。時折ボーカルが入るトラックがあるという位置付け。

 

そして曲が短い。この作品でも収録時間は10曲で32分くらいしかなくて、曲間なしにポンポンと進みます。非常に小気味いい感じがしますね。そして音が圧縮されていて音圧も高くない。コンパクトにグルーヴを閉じ込めている感じがします。

 

演奏後にプレーヤーの歓声が入ったりして楽しんで音楽を創っている感じが伝わってきて、本来的なミュージシャンの楽しみ方をしているように感じます。聴いている方もその仲間に入っているかのような感覚。これは何となく支持される理由がわかるような気がします。