デイヴ・ブルーベック『Brubeck / Desmond』

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デイヴ・ブルーベック・カルテットの51年、52年の録音作品。初期の録音なので若干古い感じがします。曲も短いので、CDではボーナストラックが8曲も追加されて全18曲。

 

デイヴ・ブルーベックは50年代のジャズを聴き始めてから最初の頃によく聴いていましたが、ここでの初期音源は音圧が低いこともあってか、まるでラジオから聴こえてくる音を聴いているかのような錯覚を覚えます。

 

初期音源を集めたような作品なのでそのように聴こえるのかもしれませんが、そもそもデイヴ・ブルーベックという人の音楽は大衆音楽に根ざしたものなんだろうな。当時は結構ヒットしていたそうですし、音も分かりやすくて耳に優しい感じがします。ポール・デズモンドのサックスの音も聴きやすい音で、より大衆感を演出しているような気がします。