58年録音作品。乗っていた頃のレッド・ガーランドのピアノはよく転がっていて小気味いいですね。録音メンバーは下記の通りです。
レッド・ガーランド(p)
ポール・チェンバース(b)
アート・テイラー(ds)
4曲しか収録されていなくて収録時間も35分と短めですが、魅力が凝縮されていてむしろ聴きやすい。自分がジャズを本格的に聴き始めた時期とコロナの時期が同期していますが、その扉を開いたのは間違いなくレッド・ガーランドだったので、この辺りは安定した聴きごたえです。
レッド・ガーランドの場合、同じフレーズを永遠に繰り返す演奏が特徴的なんですが、そこかしこにそうした場面が見受けられてとても楽しい。何となく、もうすぐクリスマス、みたいな気分になります。