Lamp『一夜のペーソス』


Lampの新作が配信限定でリリースされていたことを不覚ながらミュージック・マガジンのレビューで知りました。アナウンスもほとんどなかったので全くノーケアでしたがこれはびっくり、何と20曲の大ボリューム。ひっそりとリリースする代物ではない。

 

5年ぶりの新作ですが、自分が本格的に聴き始めたのがごく最近ですので、リアルタイムで新作を聴くのはこれが初めてとなります。それが何と配信限定なんて。意味合いとしては国内よりも海外で支持が熱いことなどが理由のようですが、それにしても唐突です。

 

内容はほとんど時空を超えていて、全く変わらないスタンスで音楽を紡いでいます。時間がいい意味で止まっていて、もっというと国境も超えている。ということで安定したクオリティ。いつ聴いてもいい音楽。これはしかし何故にこうも一定なのか。

 

20曲のボリュームながら聴いているとあっという間で、通勤の片道で聴き切るのに適した時間配分。フィジカルでの発売も検討されているようなのでそちらを楽しみにしつつ、味わい続けていきたいと思います。謎めいてるなあ。