cero『e o』disc 1

昨年リリースされたceroの新作もフィジカルで買い直しました。配信で聴いた中で改めて入手した作品は今のところceroとフォンテインになります。

 

最初に聴いた時には掴みどころのない音に若干困惑しましたが、この静けさと中毒性にその後もしばらく耳を引っ張られました。やはりこれはいい作品で、こうしたものは手元に置いておきたい。ジャケットもいいですよね。

 

リードトラックの「ネメシス」が耳に残ってしまって、とにかくジワジワ効いてくる。こうした後を引くトラックが沢山あるアルバムです。CDで聴くと、細かい音が幾重にも折り重なって鳴っていて、とても奥行きを感じます。

 

ファルセットとコーラス、アンビエントな音の洪水。それらが一遍に押し寄せてくる波のような音楽。聴いていてとても気分が良くなります。やはりこれは2023年の名盤でしょう。やっと追いつきました。