キース・リチャーズ『Talk Is Cheap』

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キース、ミックと五木寛之の対談は何かにつけて読み返すんですが、先日もたまたま読み返す機会があって、その中で本作に関する話題が少しだけ出てきます。「Talk Is Cheapというタイトルが気になっていたんですが・・」「意味はないんだ」といったくだり。そういえばどんな作品なんだろう、と思い中古品を漁っていました。余り見つからないんですが、先日たまたま目にした次第。

1stソロということで大分ストーンズとは違うのかと思っていましたが、思いっ切りストーンズ節でした。なるほどこれは気持ちよい。元々ストーンズでやりたいことをやっているので左程ソロには興味がないようでしたが、この時期はバンド自体が休止状態だったので、それがそのまま本作に出た、という感じでしょうか。

もはや四半世紀前の作品ですが、古くはなっていません。冒頭のPファンク系の曲以外はほとんど既定路線の安心して聴ける音楽。物凄く渋い作品なのかと思っていたら意外に聴きやすかった、という感覚です。