クルー・トゥ・カロ『One Way , It's Every Way』

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これはいい!先日高橋幸宏のEveryday Musicで紹介されたオーストラリアのエレクトロニカのアーティスト2005年の作品。聴いてすぐAmazonで注文してしまいましたが、自分の耳に狂いはなかった。なかなかの掘り出し物です。

1曲の中でリズムが目まぐるしく変わるんですが、この揺らぎはローラ・ニーロを聴いた時にも感じたものでした。なかなか鋭い。かつ曲間が一切ないところも憎いですね。ノンストップで物語が続いていくようで。かつ音がとても暖かいです。こんな人がオーストラリアから出てくるというのがエレクトロニカの面白いところ。最近の高橋幸宏はこうした2000年代のエレクトロニカをもう一回聴き直そうと思っているようで、毎週何かしらの曲を紹介してくれるんですが、比較的ひんやりした質感のものが多い中、このアーティストだけは突出していました。複雑さが耳を捉えたのかもしれませんが、物腰はあくまで柔らかく、かつコーラスで彩られているのもいいですね。

久々に新しいアーティストに出会えた気がします。だからラジオはやめられない。