ロックパイル『Seconds of Pleasure』

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先日聴いたニック・ロウの再発で3作目と4作目の落差の原因を考えていましたが、恐らくはロックパイルにヒントがあるだろう、と思い、唯一の作品を手にとりました。

予想は的中。要するにロックパイルがいいバンドなんですね。手にした中古は音圧が低めでちょっと残念ですが、音の勢いは伝わってきます。ここには『ニック・ザ・ナイフ』に感じたものと同じものがある。

基本的にボーカルよりも演奏の方が前に出ていて、かつアレンジが骨太。リズムの切れやギター、ベース、ドラムで曲によってリズムを先導する役割が重層的に変わる等、様々な点が挙げられますが、何よりシンプルに前に押してくる勢いがたまりません。これがロックパイルの音なんだな。

そうなってくると、デイヴ・エドモンズロックパイル期作品も押さえておかないといけないですね。また聴くものが増えて嬉しい限りです。このロックパイルの作品も、リマスター盤を探してみることになりそうです。