79年リリースのこの5作目は何故か不遇な扱いをされている作品ですが、内容は最高。ニック・ロウと共にロックパイルで活動していた頃のもので、1曲目に収録されているエルヴィス・コステロ作の『Girls Talk』をバラカン・モーニングで聴いて以来ずっと探していました。先日渋谷に漁りに行った際の大きな目的だったんですが、何と売り切れ。やっぱり中古品は一期一会ですね。ということでAmazonで注文した訳なんですが、きちんとリマスターされた再発が何故かなされていないので、旧規格の小さな音でひっそりと楽しんでおります。
全編カバーですが、演奏のノリが絶好調で、やはりロックパイル系はコンプリートしないといけないな、と思いを新たにしました。ニック・ロウの『Labour of Lust』と対になるアルバムのようですが、確かに風合いが似ています。デイヴ・エドモンズ自体何故か再評価が進まないアーティストのように感じますが、中でもこの作品が不遇な扱いを受けているのは何故なんでしょうか。謎は深まるばかりです。こんなにストレートなロックンロールはなかなかないと思うんですが。
昨日は明日の開催に向けて昨年のワールド・ハピネスを再放送していましたが、家内と娘と一緒に観ていても反応したのはレキシと奥田民生、そして高橋幸宏くらいで後はかなり退屈そうにしていました。今年は寂しく一人で参戦予定ですが、こと程左様に一般受けしないということなのでしょう。そんなに渋いんでしょうかね。哀しいことです。
この作品もいつの日かきちんと再発がなされるのを願って気長に待つこととしたいと思います。明日の天気は大丈夫かな。