ブライアン・フェリー『Boys And Girls』

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ブライアン・フェリーの85年リリースの本作は一度再発盤を中古で手にしましたが、旧規格盤だったので音が今ひとつでした。そのため、リマスター盤をしばらく探していたんですが、この度07年リリース盤を見つけて再度手にした次第です。必要十分の音が鳴っています。

本作を『アヴァロン』パート2として聴く、という聴き方は余り意識したことがありませんでしたが、確かにそのように聴くことも可能です。リアルタイムで「Slave To Love」や「Don't Stop The Dance」を耳にしていた身からすると、『アヴァロン』はロキシー・ミュージックの音、こちらはブライアン・フェリーのソロ、ということでどうしても一線を引いてしまいがちなんですが、実質『アヴァロン』はブライアン・フェリーのソロユニット状態だったことを考えれば、豪華なスタジオ・ミュージシャンを起用して構築型で製作したAOR路線の究極型作品、という意味合いで連続したものとして捉えることも可能だとは思います。でもやっぱり少し違うんだよなあ。それは一体何なのか、この辺りは『アヴァロン』を聴き直す必要がありそうですね。