ひとつ訂正です。昨日本作を68年リリースと書きましたが、実際には69年でした。ユニバーサルのジャケットに68年発表と記載があるんですが、それをそのまま鵜呑みにしてしまいました。実際、80年代の初めと同様、60年代の終わりも1年違えば大きく位置づけが異なるでしょうから、これは重要な間違いですね。
ということで、２枚目はステレオミックスですが、これには大変驚きました。とにかく聴こえてくる音がいちいち新鮮で、まるで別の作品を聴いたかのようです。こんな音入ってたかな？と思うような瞬間だらけで、これはちょっと凄い。ステレオリマスターに本作については真髄がありそうですね。
元々本作は内容が極上なんですが、それを更に増幅するかのような音の洪水。聴き比べする程暇ではありませんが、それでも印象がこれだけ違うということは絶対に何かあります。何かバンドの息遣いのようなものが聴こえてきますし、細かい音を拾ってダイナミックに左右に展開することで立体感と臨場感が醸し出されている。これが50年近く前の作品だなんてとても思えない程のライブ感がありますね。びっくりしました。買って良かった。
