マイルス・デイヴィス『Dig』


マイルス51年の録音。メンバーが豪華で、ずっと聴かねばと思っていた作品でした。

 

マイルス・デイヴィス(tp)

ソニー・ロリンズ(ts)

ジャッキー・マクリーン(as)

ウォルター・ビショップ(p)

トミー・ポッター(b)

アート・ブレイキー(ds)

 

流石に51年ということで録音が古いので音はそれなりですが、ハードバップの原点と言われるだけあって、内容はオリジナル・クインテットの時期を彷彿とさせるものもあります。軽快に進んでいく印象があるのは演奏に張りがあるからでしょうか。

 

ソニー・ロリンズは一歩間違えばオリジナル・クインテットの一員になっていたかもしれませんし、アート・ブレイキージャズ・メッセンジャーズでこの後頭角を表していく。ジャッキー・マクリーンともここで邂逅があったとは。みたいな楽しみ方もできますし、純粋に演奏の楽しさも伝わってくる。古い音ですが熱が伝わるのは勢いがあるからでしょう。熱といってもクールな熱なのが粋ですね。