『マザーズ・スピリチュアル』

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84年リリースのローラ・ニーロ9作目。これは少し音に迷いが感じられる。

今度新作を出すトッド・ラングレンが参加しているということで、その辺りを注意して聴いてみたが、参加曲のうち1曲目の『To A Child』なんかは80年代のキラキラしたアレンジが途中からかぶさってくるような感触で、確かにその存在を確認することができる。その他2曲でキーボードを弾いているようだが、9曲目の『Trees of The Ages』なんかはアイズレー・ブラザーズがカバーした『Hello It's Me』みたいだ。

基本的にフュージョンテイストだが、演奏が当時の地元ミュージシャンだからか、少しキレがない感じで穏やかな中に埋もれてしまいそう。これは観念に引きずられてしまったアルバムだな。何故かというとコンセプトが比較的強いから。そのためメッセージ性は強くなっているが、演奏はそこについていってない感じがする。曲は悪くないんだけどアレンジで損をしてるんじゃないだろうか。その辺をトッド・ラングレンが一部サポートしたんだろう。