ローラ・ニーロ『魂の叫び』

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怒濤の買い込み17枚!まずはローラ・ニーロ6連発だ。

70年リリースの4枚目は前作『ニューヨーク・テンダベリー』から続く荘厳さと次作『ゴナ・テイク・ア・ミラクル』に繋がるR&B路線の間にある作品。それぞれが振り切れた作品なので、その中間に位置するこのアルバムは後から聴く耳には当然のテイストに映る。

でも見方を変えれば、前半(LPでいえばA面)の躍動感あるR&B路線が来るべき傑作の予兆を示しているという捉え方もできる。プロデュースはラスカルズのフレックス・キャバリエとアリフ・マーディンだ。そりゃ凄い。

アルバムとしては初期にカテゴライズされるが、それにしても最初から才気溢れる人だ。単なるシンガーソングライターの域を軽く超えている。やっぱり前半の曲がキャッチーでいいな。キャロル・キングの『Up On The Roof』のカバーもあり。