『スマイル』

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大量購入の話を会社の人に言いまくっているが、きっと自虐的かつ自分でも嬉しいんだろう。自然とメディアの話になるが、たとえ同年代かそれより上の人であっても自分のようなビニールジャンキーとパッケージへ固執しない人とに大別される。ビジネスとしては40代から50代がターゲットなんだろうが、ひとサイクル廻ったら、欧米同様に次世代メディアの方向性模索が始まるような気がする。

さてローラ・ニーロの76年リリース6作目。これは以前も書いたが大好きなアルバムだ。およそ6年のブランクを経て成熟期に達したような趣。とにかく1曲目の『Sexy Mama』にやられてしまって以来、ジャジーな寸止めの魅力に取り憑かれてしまっている。

今回はリマスター盤なので、まずは音が格段にいい。多少奥行きのなさは感じるが、楽器の音がくっきりとしてきて、より演奏が聴こえるようになった。このアルバムはやっぱりアコースティックギターがポイントなんだな。ローラ・ニーロ本人も弾いているらしい。これまでの作品は比較的ピアノ中心だったが、ここではギターの響きがよいアクセントになっている。

ローラ・ニーロ親日家だったみたいで、このアルバムにも琴の音色が多少不可思議に使われている。部分的に脈絡がないように見えるアルバムだが、なんといっても曲がいいのとポップスとしての明るさが備わっているので、聴きやすいように思う。

ローラ・ニーロの本質からはずれているのかもしれないけど、自分にとっては鉄板のアルバムだ。