ジャコ・パストリアス『Modern American Music... Period! The Criteria Sessions』

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ジャコ・パストリアスのデビュー前の蔵出し音源をリリースした作品。発売は2014年、録音はデビュー前の1974年です。先日のピーター・バラカンのラジオ番組「バラカン・ビート」で本作収録の「Balloon Song」がかかって、ピーター・バラカン氏も「このアルバムは最っ高です!」と仰っていたので、手に取りました。

 

そもそもジャコ・パストリアスのリスナーとしても自分は不届きもので、1stの『ジャコ・パストリアスの肖像』とベスト盤の『Punk Jazz』しか持っていませんので、その音楽については詳細に語ることはできません。ただ、やはり御多分に洩れず自分もジョニ・ミッチェルの作品からジャコの存在を知って興味を持ったクチですので、その浮遊感のあるフレットレスベースの音の凄さは記憶に刻まれていました。

 

今回ラジオで曲を聴いて以降、1stを聴き直していますが、やはりいいんですね。何でしばらく耳が遠のいたかというと、後期のビッグバンド風の音源に今ひとつのめり込めなくて、初期の鋭さと裏腹な冗長な印象が拭えなかったからだと思います。これを機に、少し活動を追っていってみたいと考えています。その上でやはり今ひとつなら、それはそれでいいでしょう。