マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル『United』

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67年リリースのマーヴィン・ゲイ、タミー・テレル初のデュエット作品。以前ベスト盤を貸してもらって聴いたことがありましたが、その際にも入っていたヒットシングル「Ain't No Mountain High Enough」が冒頭に収録されています。

 

とってもいいんですが、どうしてもオールディーズは今ひとつ耳に入ってこない。何故なんだろうと考えて言語化できていないんですが、おそらくはあまりにも綺麗にビジネスパッケージされた姿勢の良さのようなものに若干まだ抵抗があるんじゃないかと思います。

 

モータウンのめくるめく美しい3分間ポップスに身を委ねてみたいとも思うんですが、何故かそうはいかない。これまで音楽に一種の捻りを求めてきたので、ストレートにぶつかってくる音楽に躊躇してしまうんですね。これはいいのか悪いのか分からない。

 

とういうことでいいアルバムなんですが、何となくオーディオの前に座ってじっくり楽しむ類の音楽とは違う、ラジオから流れてきた時にふと耳をそばだてるような、そんな感じの音のような気がします。ちょっと距離を置くかな。