ご飯を食べるように音楽を聴いていく。今日は母の四十九日です。
カーネーションの昨年行われた草月ホールでのライブが作品化されました。2日間開催されて、初日がストリングス、二日目がホーンとの共演だったんですね。結構趣向を凝らした内容だったんだなあ。
カーネーションは35周年記念コンサートを野音に観に行って、その演奏力の高さ、ライブの魅力にほとんど初参加で触れることができましたが、流石にこちらまでは手が伸びませんでした。これはこれでいい企画だと思います。懐が深いなあ。
選曲はオールタイムで行われていて、定番物から少し外したような意外なものも含まれていたりします。惜しむらくは収録時間ですがこれは仕方ない。むしろ2日間を2枚組にまとめてくれただけでありがたいと捉えましょう。
質感としては少しかしこまった感じもあって、熱気ムンムンという感じでもない。会場がきちんとしたところなんでしょう。ここでのパッケージにどんな意味があるのか。何となくカーネギーホールでやっているかのような、会場の歴史に敬意を払って音楽を捧げるような、そんな感じのするライブでした。