昨年リリースされたロジャー・マニングの作品もフィジカルで手にしました。リリース当時は手違いで入手できずにいたので配信で聴きましたが、やっぱり配信は向き合い方が甘いのでリピート性に乏しい。放置してしまって聴かないんですね。個人差はあるかもしれませんが、気軽で無限だからこそ有り難みが薄れる、ということだと思います。
で、久々に聴きましたが、相変わらずのロジャー・マニング節で、リカリッシュ・カルテット同様、パワーポップの至宝として活動し続けていって欲しいと切に願うばかりです。こうしたわかりやすいポップスの世界は既に死滅しつつあるんでしょうか。というよりオールド・ウェイブなのかな。
山下達郎がワンダーミンツを否定していたように、直枝政広もジェリーフィッシュを否定していて、こういったベタなフォロワーがイノベーターからも見放されてしまうのはちょっと可哀想な気がします。何といっても微笑ましいので、少なくとも自分は聴き続けていきたいと思っています。